匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>燈、メイ
灰谷「………ん、んん…。」
(元は夜行性なのもあってなのか、まだ意識は眠りから覚め切らず、夢と現実の境が曖昧な中でいた。それ以外は服にも移ってほのかに残る温かみにただ心が満たされるのみでいて。そんな中抱きしめていた温かみの源がもぞもぞと離れたことで腕は空を抱き、ぱたりと畳まれて伝う感触がただ布団に沈むものに変わり。無くなったそれを追うようにうっすらと意識も覚醒し始めては、視覚が部屋の中をぼんやりと映し始めた。)
「………おはようございます…、燈さん、メイさん…。」
「ああメイさん、昨夜は燈さんを見守っていてくれてありがとうございます。それはそうと、…どうかされましたか?」
(岩をずらすかのようにゆっくりと起き上がると、目を擦って視界をクリアにして。澄んだ視界の先では背を向けた燈の上を浮かび何か話しているのが見えた。先に見守っていてくれたことに対する感謝を伝えてから、燈の背中を見つつ彼女がどうかしたのかと問いかけて。もしかして、抱き締める力が強すぎたのだろうか。一応優しい力で抱きしめたつもりだが、眠っている間に嬉しさのあまりつい力んでしまったのかもしれない。)
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