匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>フラン
灰谷「…んっ……。」
(半ば俯くようにして話を聞いていたが、自分を元気づけようと肯定してくれると共におでこをつつかれて、小さく声を漏らしつつ、視線は次第に真っ直ぐな明るさを帯び始めて。)
「…ありがとうございます。やっぱり、…あなたに聞いてよかった。今とても…嬉しいです。」
「…正直、ひとみさんと私とでは寿命や年齢が違いすぎるから…どうしても思いやれること、理解してあげられることに限界があると半ば諦めていたんです。…それで、フランチェスカさんに相談をさせていただいたというのもあります。」
「…でも…、今の話には寿命や年齢の話はまるで出てこなかったから、私にもひとみさんのことで理解してあげられることが、してあげられることがあるんだって、とても前向きな気持ちになれたんです。…本当にありがとう。…私、頑張ってひとみさんの悲しみを壊してみようと思います。ほんの1歩でも、数センチでも、彼女のために少しずつ…。」
「…ありがとうございます。」
(今度は逆に落ち込みそうになっているように見えるフランに、とても嬉しそうで、柔らかみを帯びた微笑みを向けながらはっきりとした声で彼女に感謝を伝えて力強く悲しみを壊す、と決意表明をして。やはり、最初に相談したのが彼女でよかったと思う。彼女は自分がひとみに感じていた心理的な壁と不安を容易く取り払って、ひとみを1人のヒトとして再認識させてくれた。思えばこの場所は個性的な人や、種族の違う人などがいるが、皆互いの人格を認め合えているし、同じ時間を楽しむことが出来ているのだ。ひとみにも同じことが言えるだろう。きっとできるはずだ)
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