匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>鳴さん
フラン「…最初に。君が望む答えを私が出せるとは限らない事と、これは私個人の考えだという事を知っておいて欲しい」
「…すまないが、私自身も人との別れに対して何か明確な答えがあるわけじゃないんだ。とにかく、今こうして一緒に過ごせる時間を大切にするしかない。一瞬一瞬を目の奥に、心の中に焼き付けてその時に後悔がないようにするんだ」
(自分に相談を持ちかけてくれたのは嬉しいのだが、聞かれた内容が内容だけに少し戸惑うような表情を見せる。この不条理に対する答えなんて未だに出てこない、未だに家臣や国民達の死を引きずっている自分に良い答えが出せるとも思えない。それでも、頼ってくれたのだから、正解でなくともしっかりと答えよう決めた)
「それから。君の言う事は浅はかなんかじゃない、自分を責めるな。きっと、ひとみさんはその言葉に救われているさ。…彼女が悲しみに囚われているならば、その悲しみを壊してしまえばいい。その為に必要なのは…ひとみさんの話を我々がしっかりと聞いて押し殺している感情をさらけ出してもらう事。寄り添って共に苦しみを乗り越え、彼女に心の底から笑ってもらうんだ。私たちのそばで、"友達"のそばで」
(そして、自分の言ったことについて後悔している様子の灰谷に、軽く指でおでこの辺りを小突くと、ひとみはその言葉を聞いて気分が軽くなったに違いない、と話して彼女を元気付けようとし。ひとみが無理に笑っているのは彼女が優しいからだろう、気を遣わせないように無理矢理笑顔を作っている。これが正解、という訳ではないが恐らくは)
(だから、彼女が心から笑えるようにまずはしっかりと、自身の感情を吐き出してもらう事が大事だと伝え、自分達が彼女に寄り添って共に乗り越え、悲しみを壊してしまおうと提案し。今まで抑えてきた分難しいかもしれないが、悲しい気持ちを吐き出す事で幾分かは楽になるだろうと。自分達が彼女にとって信頼できる"友"になって、1人で抱え込む事がないようにする事が大事だと話した。答えのない問いに、どれだけ正確に答えられたかは分からない、もしかしたら自分の今言った言葉は全て無意味だったかもしれない)
「…すまない、あまり良い答えじゃないだろうね。あくまでも君の期待に応えられなくて悔しい気持ちでいっぱいだ…私の魔法で悲しみを消してしまえれば良いのだが、やはり私は……。」
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