匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>鳴、食堂の皆さん、ナルさん
…、
(流し台の中に手を伸ばして食器を洗っていると隣に立つ鳴の熱を感じて見上げ、微笑まれる優しい面立ちに見惚れてしまう視線を慌てて解くなり一緒に洗い物をしながら柔らかく降ってくるような鳴の穏やかな声を聴いて手を止め。見ず知らずの自分の為に、もしくは誰かの為に無理してしまうような鳴を見て再び顔を上げると色白い肌色の相手を下から見つめ、何かを伝えたくとも両手が塞がっていて噤んでいた口を一瞬戸惑わせたが思わずぎゅぅとスポンジを握って)
~~っ…、鳴ハ…、優シイ人、だかラ。無理しちゃ、…ダメ。
ボク、…ちゃんと大きくナル、カラ。食べれるヨウニナル、カラ。
誰かを守レル位。…鳴ノ、頼れる人ニナリタイカラ。…無理、シナイデ?
(久々に声を出したからか、所々癖の抜けない自分の片言に恥ずかしくて耳までがぶわっと熱くなり。けれどそんな事を引き換えにしてでも、優しくしてくれる鳴に伝えたかった事なのか勇気を振り絞って。きっとこの人は優しい分、色んなものを背負い込んでしまう人だ。幼いながらにそう感じた事を伝えながら自分は出来ればそんな人の助けや頼れる人になりたいと俯いて。再び顔を上げては"無理しないで?"と小さく微笑むと鳴のお皿も一緒に濯ぎ終えて流し台を空にするなり右側の水切りカゴヘと辿々しく立て掛け。転んだ着物が泥だらけであったのを思い出したのか、外の洗濯場と先程の子達がお風呂場へ行ったのを思い出しながら手を拭って懐の懐紙に万年筆を滑らせ。書けたそれを鳴に見せると"洗濯とお風呂借りてくるから、鳴、さっきの人(※フラン)に用があるなら僕に気にせず行ってきてね?"といった文面を見せ。はにみながら首を傾げて微笑むと筆談セットを懐にしまい、自分はやる事をすべくぱたぱたっと台所から小さく駆けていって)
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