匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
通報 |
>燈
灰谷「…どうなのでしょうね…。使っている言葉は同じではあるのですが、まだそれだけではなんとも…」
「…ただ、例え世界が違おうとも、きちんと送り届けますから、そこは安心してくださいね。」
(一緒に家まで帰る、もとい送ると言った相手が目を瞬いて驚いたように見えたので、一瞬何か変なことを言ってしまっただろうかと思ったのだがそれは違ったようだ。そうしていたのも束の間、『同じ世界から来たのか』と問われキョトンとし。どうなのだろうか。確かに使っている言語は一致している。しかしながら相手の格好が妙に引っかかり、言語が同じだけでは腑に落ちなかった。何か別の差異が生じている気がしてならないだ。故に回答は少々濁るが、確実に彼女が家に帰ることができるよう尽力すると再び約束して)
「…ふふ、もう出来ているみたいですよ。挨拶もありますし、そろそろパンドレムさんの所に行きましょうか。」
(お腹を鳴らして恥ずかしがりながらも、こちらの手を握り椅子から降りる彼女を見るとつい顔を綻ばせてしまい。手を握り返しパンドラの元へ行こうと声をかけると、相手が歩み出すのに余裕が出来たといえるところを見計らって、ゆっくりと歩み出して。さて、…理由があるとはいえ、私は大切な人たちに嘘をついてここにいる。まだそれをしていなくて、親元にいるべきほど幼い年である彼女は必ず送り届けよう。私は、そう密かに自分と、自分を信じてくれているであろう彼女に誓うのだった。)
トピック検索 |