>??? 灰谷「……ウゥン…」(運のいいことに、追い打ちに来る様子はない。それに安堵した。そんな中、辛うじてまだ繋がってくれている意識と聴力は、こちらに向かってくる足元を捉えた。更なる幸運にも、誰かが通ったのだ。なんとか掴んだそれを掴み取ろうと、少女の方に首を向けて唸ることで返事する。今ヒトになる訳にはいかない)