匿名 2018-04-29 00:55:12 |
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>小松様
( 雨が降っている。細く柔らかい雨が降り注ぎ、屋根を伝って水たまりを作っていく。色褪せたポスターと緑色の公衆電話、色がはげて綿が飛び出た椅子。平成から取り残されたような駅舎は、埃と黴の臭いがした。もともとは白だったのだろうくすんだ黄色をした時計が耐えず動き続けるなか、時雨はずっと入口を眺めている。鉛色で覆われた空の下、此方に向かってくる男子高校生。じとじとと肌にまとわりつく空気。濡れたアスファルトの香り。その顔にゆっくりと笑みを浮かべながら、駅舎へと踏み入れた彼に声をかけて。)
……お兄さん、こんにちは。
( / こんな感じで如何でしょう……?初回のため少し短くなってしまったのですが、普段はもう少し長くなると思います。)
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