【3L】 炭酸水 に 溶ける夢 o｡O [ｱｲｽﾊﾞｰｽ/特殊設定注意/ｽﾄｰﾘｰ重視/ﾛｽﾄ有り/背後相性重視]

>53 雪原晴斗


ありがとう、
(相手の反応は自分が考えていたより存外自分を安心させるものだった。きっと優しい彼の事だから頼んだら断る事など無いのだろうとは思っていたが、絵を見に来たのに茶を淹れる手伝いなんて、困るか引くのが普通だろうから。作られるだろう苦笑いとか困った顔の為に、正直に自分の至らなさと力いっぱいの謝罪を準備していたのに、想定外に何でもない様に返してくれた相手に、内心少し驚きながらも真っ先に口をついて出たのは感謝のことばで。すたすたと自分の前までやって来てコンロの前に立つ相手を見遣るが、やはり何も無いような…いや、寧ろ嬉しそう、と言っては可笑しいか…??不思議だが、そんな様に感じて。真意は自分に解るはずもないのだが、きっと、こういう事を当たり前みたいにできるのが彼の凄いところはなのだろう。そしてこうなったら、自分は極力邪魔にならない様にしなければと、彼の横でその様子を見守る事にして。)

すっごい…本当に凄いね、
(点いた、火が点いた。と、多分コンロを捻って火が出ることにこんなに驚いている人間は今世界中で自分くらいのものだろう、という程度には感激している。彼のしてくれた気遣いには恥ずかしながらも全く気付く事の無かった為に、自分があんなに苦戦した事を軽々やってのけ不調子…まで言い当てた相手に向け、目を輝かせずにはいられずにおり、思わず溢れる笑みを隠せずに上記を述べて。相手の向けてくれた明るい笑みが初めて見るものだった為に少し驚きながらも、先刻までの控えめな雰囲気よりも似合っている気がして、心が暖かくなるのを感じつつ、言葉にこくと頷く。お土産買ってきてくれていたのか、どうぞキッチンよろしくお願いします、全ての意を込めてもう一度「うん、ありがとう。」と感謝を述べ。)

あ、美味しそう…
(彼の持ってきてくれていた紙袋には、餡子の入った可愛らしい形の焼き菓子の箱が入っていた。流石に皿の位置くらいは解るから、和菓子に合う四角くて細長い焼き物のお皿を取り出して、お菓子を乗せる。貰い物ながら初めて使ったお皿だが、お皿もこんな素晴らしく素敵な事に使われて本望だろう。机の上に2つ並べて、ソファで彼の事をじっと待っている事にして。じっとお皿の上のひよこ型を眺めていると、ぐう、と腹が悲鳴を上げて。そういえば、絵を描くのに夢中で何時から食べてないんだっけ…あ、そうだ、絵。と記憶が様々にフラッシュバックすれば、渡す筈だった絵を今持ってきて置こうと思い立ち、作業台の近くに立ててあったそれを掴んでは布を取ってソファの横に立てかけて置く事にして。すぐ目を向ければ彼はこの部屋にいるのだが、向かい合っていないこともあり、出る前宜しく格好悪くそわつき始めてはソファの肘掛に持たれて薄らと顔を覆い。)
嗚呼…駄目だわ、お腹空いた…し、また緊張してきたし…

(/二週間もお待たせして、しかも馬鹿長くてすみません…泣
本体の方で建て込んでいた行事が終わりましたので、返信ペースはまた一週間前後に戻ると思います…汗

そして雪原君の包容力に涙しています…お嫁に来てください…。
芦屋はそうですね、多分人付き合いとか世間を見る観点にしても、恐らく晴斗君とは大きく違うので、悩んでいること等に関しても何かしら言える事はあると思いますし、私自身切ないしんどい展開大好き()なので、そういうロルも沢山入れて頂きたいです!!がすがすフォローさせて頂きます!!

あと、そのシチュエーションすごく素敵ですね…。そう言うきっかけを機に晴斗君に冷たくされたりしたときに晴斗君好きかも、と自覚する、なんて流れでもいいかなあなんて思いつきました笑
)