Dream 2018-04-22 17:28:49 |
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__リ…ドル先輩、
(飛び上がり、ローブが翻る。冬の凍えた空気に満たされた世界は驚く程に透明で、皆の視線を釘付けにした赤と緑は酷く良く見えた。此処で試合が行われているように、彼の故郷にも立派な試合を行う魔法学校は有ったらしいと、何処からか流れ込んできた噂で聞いていた。
ぼんやりとそんな事を思っていた刹那に、試合とは別の方向が騒がしくなった気がした。男女問わずに盛り上がっているような其の声に漸く意識を取り戻した様に瞳を瞬かせる。何気無く見上げた侭だった首を緩々と傾げて、痛みを和らげようとする。
相変わらず、騒がしさは止まない。一体何が有ったのだろうと鎌首を擡げたある種の好奇心に突き動かされて、先程まで意にも介さなかった騒めきの方へと顔を向け様とした_瞬間だった。不意に掛けられた声はあの日静かな世界に響いたものと変わらず、ぐらりと脳を揺さぶる様な抗い難い魅力を持った声。肩をびくりと震わせて、恐る恐るとも素早くとも言い難い速度で振り向けば、乾いた喉から少しだけ掠れた声で彼の名を呼んだ。ほんの瞬きの間しか無い沈黙の後に、へにゃりと頬を崩して見せて)
先輩もクィディッチをご覧になるんですか?
お返事遅れてしまい申し訳ございません…!そうですね、お互いに手探り乍らもじわじわと距離を詰めていく…其の行程を描けるという事に高揚しております。
確認致しました…申し訳ございません、名前は「沙夜」に統一させて頂きます。
背後会話の件につきまして、畏まりました。後の展開等に問題が無ければ此方からの会話も蹴って頂いて大丈夫です。どうぞこれからも末長く宜しくお願い致します。
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