…ふは、良かった。(ドキドキと煩いほどに音を立てていた心臓も相手の綻んだ表情を見れば漸く落ち着き、意図的に緩ませていた顔は思わず締まりの無い程のものへと変わり。額を合わされれば、ぐりと軽く押し付けるようにしつつ。暫くは額を合わせたまま緩んだ表情を浮かべているも、ふと思い出したかのように額を離せば相手が手に持っている指輪を乗せてもらうために掌を上へ向け、相手の方へと差し出し)…晴、それ頂戴。