彼女クン…。…いや、彼氏だって。(一瞬相手の言葉に納得してしまいかけるも、復唱すると湧き上がる違和感に苦々しく表情を歪め。譲る訳にはいかないとばかりに食い下がったが、その時相手が会釈していた方を見遣ると先程ほんの少し顔を合わせた店員がにこやかに笑みながら立っているのが見え。そこで彼の目の前で平然と手を繋いでしまっている事に僅かに頬を染めるが、相手に倣い小さく頭を下げ)