ハザマ 2018-03-27 00:05:22 |
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>テルミさん
……!(襟ごと首を掴まれると薄らと目を開け、闇色に染まった碧が双方の鏡像のように彼を象り。怒りの中に困惑が生じる相手を同じ金色で見上げながら首を圧し折られる程の殺意を皮膚に埋まる指の力に感じて)
…、(耳鳴りがして遠くなる意識に聞こえてくる相手の考察はよく理解出来ずに。主君に叛旗を翻した己の行動へと特に後悔は無いのかこのまま首を折られてもまた新たな聞き分けの良い己(器)を造れば良い話なのだろうな、等とやけに思考が冷えていて)
―…揶揄い過ぎちゃいましたかね。(荒々しく手を外して行ってしまう相手の背中を見ながら此方は喉元を押さえて咳込み、ふぅ、と一息払うと行ってしまった相手の痕跡を眺めながら揶揄して調子に乗り過ぎて閉まったかと自嘲しつつ鬱血した痣がシャツの襟から覗いてしまうのが見えて少し面倒臭そうに指の腹で首の皮膚を触れ)
……。(いつか、死なないでくれと。死んだら許さないと此方の命を尊んで惜しんでいてくれた人がいた気がする。抱き締められて、替えの利くこの身体の事に涙してくれて、此方の形や命の重さを笑顔で注意してくれていた。それが誰だったかが思い出せないが。主を取り込めばこのぽかりと空いた空虚な思いや何かしらの記憶が戻るかもしれない等と記憶を求めてちらついた一抹の物騒な思考を心の奥底へとしまい込み。痣の浮かぶ首から片手を外すと己も静まり返った執務室を後にして)
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