ハザマ 2018-03-27 00:05:22 |
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>テルミさん
……、(ポタポタと頬を伝う涙は止まらずに。どこからこうなってしまったのだろうか、此方があの人と出会った頃から、恋をしたから?友人である相手を傷付け始めた頃から?誰から祝福されずとも、愛するひとを信じていれば。勇気を出してあの部屋に戻って一緒にいれば良かった?一体何が正解だったのか分からない、けど最後に自分で選んだ愛の形を後悔したくはなく。かなり強引で、無理にでも此方の記憶を消そうとする相手の行為を此方も咎める事はもうせずに。禍々しく牙を剥く大蛇が間近に迫るのを視界に映し、目を閉じながら愛しいひとの名を口にして)
…愛しています、アマネさん。……愛しています。(大蛇が皮膚を食い破るように此方の首の骨を強く噛む感覚がし、真っ暗で薄れる意識のなか、記憶にある愛するひとの好きな笑顔が此方に向けられていて。しあわせであった記憶がこんな時にまで甦り。軈て消える大蛇の姿と共に此方も最後の涙を溢すと目を閉じたまま動かなくなって)
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