先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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へへ、先輩に褒められると嬉しいです。 ( 今までの時間でどれだけ自分を見てくれただろうか、あまりこちらに気がないようにも見えて少し残念に思うも、前向きな姿勢を褒められれば嬉しそうに微笑んで。 「 え、あ、はい、どうぞ、自由に使ってください。 」 目の前の相手が勢い良く立ち上がって離れていってしまえば、もう終わりか、と構ってもらえなくなった犬のようにしょんぼりして肩を落とす。 会社、と言われれば、休日だったら良かったのになぁなんて甘い事を考えながら立ち上がり、風呂に向かう相手の背中を目で追いながら、朝食をとキッチンに立って。冷蔵庫を除けば、自炊はあまりしない方で朝食も軽めにとるだけだからパンぐらいしかなく、あとはスープやらぐらいで、せっかく相手が来てくれたのにこれしかないとは申し訳ないが、ないよりはマシ、と言い聞かせて湯を沸かしながらパンを焼く。 座って寝ていたからか軽く痺れている足を伸ばしたりしながら、相手が来るのを待って。 「 先輩、朝ごはんがパンとスープとぐらいしか出せないんですけど …、 じゃ、ジャムもありますよ、 」 部屋に戻って来た相手に申し訳なさそうに告げて。甘いもの好きな相手も気分を害さないようにと棚からジャムを取り出してみては。 )
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