先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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__ ん … 、頭痛てぇ … 。 ( カーテンの隙間から細く注がれる陽の光が目覚ましの役割を果たしてくれ、目が覚める。身体の節々と頭に痛みが走り、眉間に皺を寄せながらぽつりと呟く。目が覚めるまでぼーっと天井を眺めていると、違和感に気が付き。目が冴えてよく見てみると、見知らぬ天井 … それだけじゃなくて、今寝転んでいるソファは自分の部屋のものじゃないし、自分からは違う柔軟剤の香りに、少し大きめのスウェット。そして一番の違和感であり謎は右手に感じる人肌。恐る恐る自分が握っている手の人物を確認するために腕を辿るように目線を移動させれば、気持ちよさそうに眠る男の姿が。間違いなくその男は後輩である三好涼太。頭痛が激しい頭で昨晩のことを思い出す。確か飲みに誘って告白されて … そこからの記憶が一切なく、更には告白に何と返事をしたかの記憶も覚えてない。しかし、相手のものだと思われるスウェットを着て、相手の部屋のソファで寝て、相手の手を握っている。もしかして、酒に酔った勢いで一線を越えてしまったんじゃないかなんてことが頭を過ぎ 「 お、おい !起きろ、三好! 」と身体を揺すって慌てて起こす。 )
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