先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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( デスクに戻り相手と視線が交われば、にっと笑っては満足そうに。自分に課せられた仕事も終わり、差し入れもしてしまったしついに会社に残る理由を見つけるのは難しくなって。 用もないのに仕事場にいても意味がないのでとりあえずは帰る支度をして、デスクをはなれる。 帰路につこうとしても、昨日の今日で恋人になったばかりだからか一緒にいられない時間がもどかしいのか、やっと振り向いてくれた相手に触れたい、と思う気持ちが強くなって。 駅に向かっていた足先を駐車場へ向ければ、駐車場の入り口の壁に寄りかかり、空を見つめながら来るだろう相手を待って。 この数日あったことを思い出しては、相手は同性愛者ではないのに、こんなに短い時間で振り向いてくれたり、一緒に寝てくれたりと夢のようで。 押しに弱い相手にハイと言わせた感が否めないが、せっかく手に入れたものを易々と手放す気はなく、そこは誰にも譲らない強い意思があり。 自販機で買ったコーヒーを飲みながら、次は今週末は何をすることになるんだろうかと楽しみにしながら相手を待ち。 )
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