ありったけの砂糖を貴方に　/　〆

その好きって気持ちは、嫌ってほど伝わってる。もはや鬱陶しいぐらい。（　 考え込む素振りの相手を呆れたように見て、ツンと冷たい言葉を並べ。こんなに会う度に好きだと伝えてきて、常に好きですと言わんばかりのオーラーを纏っていれば嫌でも伝わってきて。鬱陶しい、とまでは思ってないが、このぐらいガツンと言ってやろうと。「 ＿＿＿＿ … は、はい。 」ゆっくり近付いてくる相手に対して困惑が隠しきれず。ただでさえ近かった相手の顔が更に近くに。ここまで一途に自分のことを想ってくれる相手に身を任せてみてもいいのではないかと心が揺らぎ。嫌だったら、と言う相手の言葉に小さく首を横に振り。鼻と鼻とがくっついた距離で更に自分のことしか映していない瞳を向けられたら、押しに弱い自分は、相手の言う名前のある関係にならないかということに素直に頷いてしまい。頭の中で色々と処理ができなく、後輩の相手に対して何故か敬語で上記を。まだ状況が理解出来ずに困惑したまま、相手の瞳を見て … と言うか、ここまで近くに顔があれば見つめ返すことしか出来なく。　 ）