ありったけの砂糖を貴方に　/　〆

今更 口元抑えても遅せぇよ。… そんなこと考えてたんだな、お前。願わくば、なんて随分欲しがりやがって。 （　 ペラペラと話してくれるので、そこまで話しても大丈夫かと心配するほどで。コイツ頭弱いのか … ？と時折思ったり。不思議と嫌な気持ちはせず、寧ろ相手の嘘偽りない本音を聞けて、それはそれでよかったと思い。" 欲しがりやがって " と嫌々なように言葉を並べるが、それは言葉だけ。表情では、ふっと笑い。「 … 、！だから、んな簡単に好きとか言うな 」可愛いと言われるのは男としてどうかと思うが慣れてしまったものは仕方なく。が、好きと言われのにはまだ慣れてなく。そのたった二文字の言葉が聞こえると、思わずオムライスを食べていた手が止まり。照れ隠しで睨むように相手を見ると、最後の一口を運び入れ。ごちそうさまでした、と丁寧に手を合わせて挨拶を済ませ。もしかしたら少しでも相手もいいかもしれないと思ったのは気の所為だったのか、なんて考えていると、無意識に頬杖をついてじとりと相手を見ていて。　 ）