先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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( 自分のどこがいけないんだろうか、とどんなに行動を振り返り今までしてきたことを思い返して悪かったと思われる候補をいくつも挙げるが、最終的にぶつかる大きな壁は、同性であるということ。どうにもならない壁になす術もなく、ボーッ窓の外を眺めて。 実際には振られてはいないが、あの態度はもう嫌になったに違いないと勝手に判断すると、もう頑張れる気がせずに視界がじわりと滲んでいく。 すると誰も来ないと思っていた会議室の扉が開き、誰かと思い視線を向ければ今一番会いたくない人がそこに居て。 「 先、輩 … ッはは、みっともないところ見せちゃいましたね、 最後まで格好付かないなぁ … もう少ししたら落ち着くんで、 ちゃんと仕事にも戻るんで、 … 今は1人にしてくれませんか、 」 思わず椅子から立ち上がるも、目から溢れた涙で我に帰ると、目をゴシゴシと擦りながら同時に目元を隠しながら、なるべくいつもの自分のように振る舞おうとするが、声は震えるし早口で。 )
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