先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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… んじゃ、お前のことが好きなった俺と要相談ってことで。それには取り敢えず俺がお前を恋愛的な意味で好きになるかだな。( 意外とロマンチストで真面目なんだな、とあらためて思い。ここまで自分のことを真剣に考えてくれているとは思っていなかったので、少し心が惹かれ。先程も感じたこの心の揺れにまだ見て見ぬ振りをし。言葉には出さないが、後輩としての相手は好感度も上がっているので好きではあり。だが、それは恋愛的な意味での好きとは違い。少しだけ相手に揺らいできているのは、きっと気の所為で幻覚で勘違いで … そんな気持ちにそっと蓋をして。「 都合よく受け取るなって言っても、お前は都合よく受け取るだろ 」きっと答えは苛々はしない。だが、これを言うとまた調子に乗るだろうと思って、敢えて黙ったままに。相手のいい所でもあり、悪い所でもある変な前向きは、きっとどんな答えを出しても相手にとって良い方向に捉えるんだろうと思い、軽く流し。家の鍵を閉めると、階段を使って下まで降り。車に乗り込むと走らせ、すっかり薄暗くなって昼間とは違う印象の街並みを駆け。暫く走らせると、記憶の片隅にある相手の住んでいるマンションまで到着。頭の中は未だに口付けされた事で埋め尽くされていて、思い出しては気まずく感じて 「 … ん、じゃあまた会社で 」とだけ、相手の方は見ずに前を真っ直ぐ向いて声をかけ 。 )
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