先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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… 俺だけで十分ですよ、 ( 自分だけ、というところに優越感を覚えずには居られず、嬉しさもあるがこれを自分じゃない他人に、しかも女性に言われたとなれば相手はそちらに気持ちが行ってしまうのではないか。そんなことなら相手の素敵な部分を知らなきゃ良いのに、と思ってしまう自分がいて、ぼそりと上記呟いては。 案の定相手は睨みつけてきて、怒声も挙げていて。勢いあまりすぎた、と反省するもやはり何も言わずに仕事を手伝ってくれるなんて嬉しい。俄然やる気が出てきて、テンポよくキーボードを叩く。気付けばかなり集中していたのか、終わった、と思えば少し外が暗くなっている程度で、自分のデスクに顔を戻せば先程相手が持って行った半数ほどの資料。こんなにはやく終わるなんて、と感心するが、その相手はどこにいるだろうか、とりあえず溜まった資料を片付けようと資料室へ、と立ち上がると、相手は相手のデスクのところにいて。資料を抱え相手の方の近付くと、 「 先輩、本当に助かりました、ありがとうございます。 … その今日遅くなっちゃいましたけど、 」 と頭を下げながら、今朝約束したケーキを一緒に買いに行くのは大丈夫だろうか、と相手をうかがって。 こんな時間になってしまったし、あとは資料室に置いておくだけで良いと言われているからすぐに終わっていけるが、まだ待っていてくれるかどうか不安が過ぎる。 )
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