……ありがとう、ユーナちゃん あなただけが頼りなの わたしのこと、見捨てないでね? (藁にもすがるような弱々しい表情で友奈にしがみつき なにがあっても離さないというように背中に回した手にぎゅっと力を入れて) (それまで二人の様子を遠巻きに見ていた大赦の職員の一人が影のように進み出て 手招きで友奈を誘って)