(白装束の一人がふたりの傍に進み出て 微かに聞き取れるかどうかの小さな声で このままでは東郷の命が危ないので、大赦の本部に搬送して本格的な治療を行うことを伝えて 数人の白装束の手でベッドのような立派な担架が運び込まれると、丁寧に東郷の体をそこに横たえて運び出そうとして)