(──明け方 少し窓の外に白みがかってきた時間 なんの前触れもなく突然、枕元に置いてあった端末から不吉なメロディが流れだし画面が明滅を始める) ……アラームなんてセットしたかなぁ? (寝ぼけまなこを擦りながら、友奈ちゃんを抱きしめていた手を伸ばして端末の画面を覗きこむ) ……! (画面に「樹海化警報」の大きな文字が浮かび上がり背景が赤く点滅を繰り返していて)