そんなこと、ないよっ! (思わず車イスから身を乗り出して) そんなことない 友奈ちゃんはすごくカッコいいよ! 友奈ちゃんは、わたしのヒーロー…… じゃなかった、ヒロインだから わたしは友奈ちゃんのこと、大好きだから! ……あ (勢いで口走ってしまった言葉に、赤くなって口許を手でおさえて俯いて)