♥ 2018-03-04 16:55:22 |
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▼オズワルド
>ベル
(此方を向いた彼の口から飛び出した自分の名前は存外愛らしいものであった。何か考え事をしていたのだろうか、誰かが近付く気配に気が付かない程に。自分の中の過保護な部分が少し無防備すぎやしないかと言ってしまいそうになるが、その反面それほどこの城に警戒心を解いているのだと思えば嬉しいもので。柔らかな微笑みを向けてくれるだろうか、はたまた顔を背けられてしまうだろうか?そんな事を考えながらまた近寄ろうとするも彼の表情が歪んだ事に気がつくとその一歩を踏みとどまり、直後の彼の言葉に自分の身なりを再度見下ろしてみる。室内にいた時と変わらない薄着、先程まで城内にいたためかさほど感じなかった温度差も外に出ていればすぐに実感出来てしまう。それに気が付かないほど必死に、年甲斐もなく一直線に愛しき彼の元へ来てしまったのだと自分で気がつくと思わず、あぁ、と間の抜けた声を出してしまった。すぐに奪われた上着を被せられてしまえば例を伝える前にまた彼が口を開く。そこから飛び出した言葉に思わず口元が緩んでしまったのはそれがただの説教ではないことに気がついたためか。「……そこまで思ってもらえてるとは俺も気が付かなかったなぁ。いやはや、自分の行いを恥じるばかりですな。しかし、アンタがこんな時間に外に薄着でいるのを見かけちゃ、慌ててしまうのも仕方が無いと思っているがね」彼の怒涛の褒め殺しにも似た説教が一息ついたところで今度はこちらが口を開き、片手に持つ上着を広げて彼が自分にやってくれたように肩にかぶせながらそんな言葉を。羽織った上着にも徐々に熱が篭もり、この程度の寒さなら凌げる程度の防寒具となってくれる。どうせ出てきたのだから気分転換も兼ねて中庭の方まで歩こうかと再び口を開き)
案外暖かいだろ。日が落ちるまでどこか散策にでも行くかい?
(/いえいえ、お返事頂くこと自体はとても嬉しいことですので…!ありがたく読ませていただきました、そしてお言葉に甘えてこちらは蹴らせていただきますね…!
▼マティア
>レッド様
(自分に気がついた彼から掛けられた言葉を聞くとここに来るまでに乱れてしまった呼吸をゆっくりと整えて。深く息を吸い、今度は彼の元へ跳んでゆくかのように地面を蹴るとほんの数秒で彼の目の前へと到達してしまい。)
──私が貴方に勝った事などありません、我が主。
(彼の元へ勢いよく飛び込む─ということは無く、その直前で自分を制止するとあいての太陽にも勝るその笑顔に、眩しげに目を細めて。飼い主に置いていかれた飼い犬のような瞳で相手を見つめると)
どうか出かける際には私をそばに置いてくださいますよう、お願い致します。どこへなりともお供致しますので。
(/こちらこそこの期間中、どうぞよろしくお願い致します…!
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