70.2 miles / 〆 

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     Netley ― City of London


Alternatively, it is the distance between our hearts.

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  • No.1 by pirot  2018-02-04 01:07:03 



※ 某所 22794様 をお待ちしております。

此度はお声掛けをありがとうございました。以下にて某所に掲載した諸設定を今一度記しておきますので、キャラクター作成の際にお役立て下さいませ。


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■ Story

 1942年夏、ロンドン。イギリス本土上空で繰り広げられたイギリス空軍とドイツ空軍の激戦、バトル・オブ・ブリテンを経て、大空襲の傷痕が痛々しく残る街の中で一組の男女が再会する。約二年前サウサンプトンシャー(現ハンプシャー州)で初めて出逢った二人は、片や戦争で恋人を亡くした美しき看護婦、片やそんな彼女に想いを寄せ続ける空軍人。前者は過去に愛した人を失った心の痛手から再び誰かを愛することを避け、後者は埋まらない彼女との心の距離にやきもきし、互いに葛藤し苦しみながらも少しずつ心を通わせていく。


■ Character

◇ 空軍飛行士(男性)
 RAFに所属するパイロット。バトル・オブ・ブリテン当時はサウサンプトンシャー某所の空軍基地に駐在していたが、空戦中の被弾で負傷し、下記看護婦の勤める病院に一カ月程度入院。その際に看護婦に一目惚れし、幾度となく彼女を口説き落とそうと試みるが連戦連敗。退院・復帰後、戦況が落ち着いた頃に再び病院を訪れるが既に彼女はそこに居らず、しかし忘れることも出来ないまま二年間を過ごし、数日前に命令を受けロンドン某所の飛行場付近に設けられた駐屯地へ移った。

◇ 軍属看護婦(女性)
 ロンドン市内の病院に勤める看護婦。婚約中だった恋人を戦争で亡くしており、恋愛そのものに辟易している。開戦当時よりサウサンプトンシャー・ネトリーの軍病院にて軍属看護婦として従事し、その際に入院中の上記飛行士を看護した。約二年前、飛行士の退院から程なくしてロンドン大空襲の被害による看護婦不足のためロンドン某所の病院へ移る。美しい容姿のため負傷兵から言い寄られることは多く、提供飛行士からの執拗なアプローチもそれとなくかわしていた。


  • No.2 by 名無しの看護師  2018-02-04 02:38:44 



(/ トピ立てありがとうございます!
お相手として選んで頂けたこと、とてもありがたく思います! まだまだ未熟ですが今後ともどうぞよろしくお願い致します/礼


プロフィールの話の前に、ストーリーのお話を少しばかりよろしいでしょうか...。
募集板では2年前の初めて2人が出会った場面のロルでしたが、今回もスタートは2年前からでしょうか? 2年前の掛け合いからスタートして、区切りをつけて2年後に移るという認識だったのですが...間違いないでしょうか?

また、プロフィールを書く際には2年前と2年後(変化した点)を書けば良いという認識でよろしいでしょうか?もう一点、亡くした恋人に関してなのですが2年前の2人が出会う頃にはもう亡くしていた設定でよいのでしょうか?それともww2で亡くし、 2年前出会った頃には生きていて(もしくは生死不明)2人が再開した際には亡くなっていた感じでしょうか?

疑問ばかりで大変申し訳無いのですが、お時間ある際にお答え頂けますと幸いです。


プロフィールを作るにあたっては、主様の看護師のイメージと萌え•萎えを事前にお聞きしておきたいと考えておりますので、これもお時間の許す際に是非お答え願います。


募集板にて此方の萌え•萎えを伺って下さったため、この場でお答えさせて頂きます!!
シュチュエーションはシリアスな雰囲気が好きですが、そこまで暗い感じは今回のストーリーでは求めていません。提供させて頂く看護師も、そこまで辛気くさい女性にならないようにしようと考えております。どちらかといえば甘過ぎない、大人な恋愛に発展できますように、言葉の言い回しを今から勉強して参りますね!(海外の方の言い回しがとても好きでして...)
パイロットさんに関しての要望ですが...なるべくならガタイの良い方がいいなという思いです。ワイルドな感じの男性の方が、物静かな男性よりは好みです。あまり冗談が上手くない不器用で真面目な人も好きですが、頭が良いスマートな方でも...ストライクゾーンが広過ぎてあまり参考にはならないかと思いますが、主様の思うように作っていただければどんな男性でもきっと好きなってしまうと確信しております!←
此方は主様の好みに出来るだけ沿った看護師になれるよう心掛けますので、どうぞ細かくご指導ください。長くなってしまいましたが、改めまして今後ともよろしくお願い致します! )



  • No.3 by pirot  2018-02-04 15:58:15 



お運び頂きありがとうございます。此方こそ大変未熟者ではありますが、今後精進して参りますのでどうか長くお付き合い頂けますと幸いでございます。よろしくお願い致します…!

まず、時間軸についてのご質問にお答えさせて頂きますね。此方の説明不足で大変申し訳ないのですが、物語の開始地点は二人が出会いから二年後にロンドンで再会する場面になります。二年前の二人については>01の記述にある通り“飛行士からの熱烈なアプローチを看護婦がそれとなくかわしていた”という状況になりますので、ロンドンで再会した際には飛行士は看護婦のことをしっかりと覚えていますが、看護婦側は飛行士のことを“数多居る負傷兵のうちの一人”としか認識していなかったため記憶が曖昧です。ですので、プロフィールを書かれる際には二年後の状態のみ記述して頂いて構いません。看護婦の元恋人についてですが、二年前に二人が出会った頃には既に亡くなっていた、という設定でお願い致します。しかし、飛行士はその事実を未だ知らない状態です。
以上の回答で問題ありませんでしょうか?ご不明な点など有れば、お気軽にお尋ね下さいませ。

続いて萌え・萎えについてお答えさせて頂きます。此方も展開については戦時中といえど暗くなり過ぎず、かと言って甘さも強すぎないテイストで進めたいと考えておりました。私も洋画や海外ドラマで見るようなおしゃれな言い回しが好きなので、勉強しつつ取り入れていきたいと思います…!看護婦についてですが、其方様が仰って下さったようにあまり悲壮を纏った感じではなく、大人の雰囲気を持つ上品さと色っぽさを兼ね備えた女性が好みです。年齢については年上でも年下でも、同い年でも構いませんが、出来れば20代が好ましいです。また、事前の設定に“負傷兵たちに頻繁に言い寄られるほど美しい容姿”とありますので、此方を取り入れて頂ければと思います。以上の要望はあくまでご参考までに、貴方様のお好きなように看護婦様を作成して下さいませ。素敵な看護婦様にお会いできるのを心待ちにしております。

飛行士ついてのご要望、承りました。下記に早速PFを作成してみたのですが、色々と要素を詰め込みすぎてしまった挙句、ワイルドさにもスマートさにも欠けるといった感じで態々聞いた割りにはあまりご要望に沿えていないかもしれません…。ご不満な点など有ればどうか遠慮なくご指摘下さいませ。

PFの書き方については下記の飛行士のものを参考にして頂き、「名前」「年齢・職業」「容姿」「性格」「経歴」のみ簡潔に記載して下さい。必要であれば備考欄を追加して頂いても構いませんが、あまり事前情報が多くない方が後々会話の中でお互いのことを知っていく楽しみを持てるかなと思いますので、簡単な内容で大丈夫です。

他、事前に確認されたい事など有ればお尋ねください。お時間の許す時にPFのご提出をお願い致します。


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■ Profile

◇ Henry Bedingfield
 ヘンリー・ベディングフィールド

◇ 25歳 / 英国空軍(RAF)パイロット

◇ 容姿
身長185cm、日々の訓練によって鍛えられ、固く引き締まった体躯。ブロンドの髪を後ろ首で刈上げ、ポマードできちりとオールバックに纏めているつもりが、元々巻き毛のため大抵どこかにひょこりと数本癖毛が立ち上がった箇所が有る。目じりの下がったアーモンド型の瞳は頭髪と同色の薄い睫毛に縁取られ、虹彩は光を受けて緑色にも変化する明るいヘーゼル色。笑うと両頬に作られる深い笑窪が特徴的な、愛嬌のある柔和な面立ち。主にRAFの制服、及び飛行服を着用する。

◇ 性格
誠実且つ勇敢な紳士。真面目で陰日向のない素直な性格であり、感受性豊かで喜怒哀楽が表情や態度に出やすく、特に嬉しい時ほどよく泣く。骨身を惜しまぬ努力家で競争好きの負けず嫌い。これと決めたからには最後まで完遂しなければ気が済まない頑固な面がある。不幸体質で屡々不運を呼び寄せてしまい、機体のトラブルで事故に巻き込まれることも少なくなく危うく落命しかけたことさえ一度や二度ではないが、当人は至ってタフで楽観的に構えている。

◇ 経歴
1917年スコットランド・エディンバラに生まれ、18歳で英国空軍に入隊。以来イギリス本土の基地を転々とし、1940年よりサウサンプトンシャーの某基地に駐在。同年夏、被弾による負傷で一カ月程ネトリーの軍病院へ入院、そこで出逢った看護婦に一目惚れし連日アプローチを試みるものの、振り向いては貰えぬままやがて退院し軍へ復帰。しかし彼女への想いを諦めることはできず、その後病院を訪ねるが、既に彼女は去った後で再び会うことは叶わなかった。一週間程前に命令を受け、ロンドン内の駐屯地へ移る。      


  • No.4 by 名無しの看護師  2018-02-04 18:22:42 



(/ お早いご回答感謝です!
此方こそ未熟者でありますが、どうぞ末永くよろしくお願い致します。お互いにリアルを優先しつつのんびりとしていきましょう。


2年後からスタートでしたら、まだ戦時中であり、2年後に2人が出会うロンドンもかなり空爆などを受けている様な認識でよろしいでしょうか?
下に作成しましたプロフィールを載せさせていただきますが、その中に現在の勤務先があります、そこには軍属の病院と記入しましたが、基地内にあるものを想像した方が良いでしょうか? それとも市内にある民間人も運ばれてくる様な病院と考えるのが良いでしょうか? 歴史に疎い為その辺り想像が及ばず...ご教授頂けますと幸いです。


想像していたのより、遙かに魅力的な息子様で惚れ惚れしてしまいました。見た目からも滲み出る真面目な感じがイメージ通りで、とても意見を加味して頂けたんだなと実感でき、嬉しい限りです!
下に看護師のプロフィールを載せさせていただきますが、ボキャ貧でうまい表現が出来ず...かなり判りにくい物と思われます。ストーリーの中で会話を通し伝えたい感情の部分は抑えめに書かせていただきましたが、忘れてしまわぬ様に少しばかり多めの情報になってしまいました...。
時間の許す際に確認いただけると有り難いです。





◇ カティ•ヴァレンティス ( Katy Varentys )
◇ 24y 看護師( ロンドン市内の軍属の病院に勤務)

◇ 長袖の紺のワンピースに袖なしの白いエプロン、頭に白い頭巾をした姿が勤務時のスタイル。普段着もワンピースが多く、小花柄や無地のシンプルなVネック又は襟付きの物を良く纏っている。身長165㎝、手足はスラリと細く長い。仕事着の上からでも分かるスタイルの良さは、私服ではより際立つ。たっぷりとしたブリュネットの髪胸辺りまで伸ばされ、細く艶やかで知的な雰囲気を醸し出す。前髪は作らず、7:3の右分け。仕事中は纏めている髪も、仕事が終われば解き放たれ雰囲気も少しばかり深みを増す。透き通る陶器の様な白い肌には傷1つ無い。深い緑の瞳はミステリアスに輝き、切れ長の目が色気をより引き出す。スッと通った小さな鼻は高過ぎず、下唇が少し厚みのある唇も形が良くチェリーの様に色づいている。細くはっきりとした眉は、目に割合近く平行。首からロケットのついたネックレスをしており、片時も放さない。

◇ 竹を割ったような性格で、とにかく言いたい事ははっきりと口にする。本来明るくユーモラスたっぷりで楽しいことが大好きな性格であるが、戦時中ということや、恋人を亡くし、家族とも離れた事で陰りを見せている。仕事と私生活はしっかりと分け、メリハリを大切にする。看護師という仕事柄からも分かる様に、他人に世話を焼くのが好きだが自覚はない。どんな事があろうと、冷静に気丈に振る舞う様に心掛けるも、たった1人抱え込んでいる。柔軟性に富、臨機応変な対応をみせる世渡り上手。多くを語らぬミステリアスな性格。恋人を亡くしてからは他人に心を開く事が難しくなっており、恋愛に関しては頑なに心を閉ざす。

◇ 経歴
1918年イングランドのウエスト•ミッドランズ州のコヴェントリー生まれ。中流階級の割合裕福な家庭で、両親と兄2人に弟と妹の7人家族であった。元々何になろうと考えていたわけではなかったが、戦争が始まると従軍していた父や兄、そして最愛の恋人が戦地に駆り出された為に、自分も何か役にたたなければかと看護師となる。看護師になったその年に、パイロットであった恋人の訃報を聞く。思い出を捨て去る様に故郷を離れ1940年春にロンドン市内の病院に勤務。戦争が激化する中、看護師不足との事であったためネトリーの軍属病院へ赴いた。しかしサウサンプトンにはその年の冬までしか勤務しなかった。何故ならば故郷コヴェントリーが爆撃にあったと聞き、すぐに家族の安否確認の為に帰ったからである。結果として家族は全員無事で、戦地にいる兄や父も生存の確認ができている。その後は空爆が酷く怪我人も多いロンドンへ移動し、自分も命が危険と判りながらも少しでも貢献すべく軍属の病院に勤務している。 )




  • No.5 by pirot  2018-02-05 23:15:06 



ご質問への回答から失礼致しますね。恥ずかしながら欧州戦線の遍歴に関してはあまり知識が無いため調べて分かる範囲で説明させて頂きますと、1941年5月にロンドン大空襲が終了して以降ドイツ軍は東部戦線にてソ連との戦争に突入したので、物語の舞台となる1942年時点ではイギリス本土は比較的落ち着いている状態です。しかし小規模の襲撃自体は度々行われているため、ヘンリーはその防戦のため命令を受けてロンドンへ移ったという状況にあります。

続いてカティ様の勤務先についてですが、此方も事前に詳細な記載をしていなかったために混乱を招いてしまいすみません…。調べたところネトリーの軍病院は正しく「軍病院」として実在していたものですが、ロンドン市内にはそのような病院は無かったようですので、カティ様のロンドンでの勤務先の病院は“元々民間人に向けて開放されていたものだが、戦争激化に際して軍人・軍需労働者などを率先して受け入れるようになった”という状況と想定したいと考えております。募集の際に「軍属」と明記してしまったため基地内の野戦病院のようなイメージを持たせてしまったかと思います、度々不手際でご迷惑をお掛けしてしまい本当に申し訳ないです…。また、元々ロンドンの病院は後々融通を効かせやすいよう架空のものを想定する予定ではあったのですが、調べてみたところ丁度シティ・オブ・ロンドン内のスミスフィールドという地区に「バーツ」の愛称で知られる有名な某病院が有るようでしたので、こちらをカティ様の勤務先として使用させて頂くのもアリかな…?と考えております…!この辺りはカティ背後様のご判断にお任せしたいと思いますので、お好きなように設定して下さいませ。

ご質問に対する回答は以上のようなもので宜しいでしょうか?当時の雰囲気を再現する為に出来るだけ歴史事実に沿いつつ具体的な地名等も登場させたいと考えているのですが、知識不足のためおかしな部分が多々有るかと思います。何かお気づきのところが有ればご指摘下さいませ…!


PFの方、支障無いようで安心致しました…!勿体ないお言葉まで頂き恐縮です。また、カティ様のPFも拝読させて頂きました。私が思い描いていた想像よりもずっと素敵な女性で、見た目の可憐な麗しさも然ることながら、他人に優しくありつつも自分自身の悲しみは一人で背負ってしまうという健気な姿勢に胸を打たれました。事前設定や此方の要望も取り入れて下さり、ありがとうございます。カティ様とお話させて頂くのが既に楽しみで仕方ありません…!


また、これは殆ど自分用なのですが下記にて簡単な年譜を記載致しましたので、ご参考までに使用して頂ければと思います。他に特に問題点などが無ければ、次の此方のレスより早速物語を始めさせて頂こうと思うのですが如何でしょうか?細かい確認などは物語を進行していく傍らでその都度行っていけたらと考えております。


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■ Record

1917年 ヘンリー、エディンバラにて誕生
1918年 カティ、コヴェントリーにて誕生


1939年9月 第二次世界大戦勃発
      イギリス・フランスがドイツに宣戦布告

1940年春 ヘンリー、サウサンプトンシャー・ファーンボロ基地に駐在
     カティ、ロンドン市内の病院に勤務

1940年7月 バトル・オブ・ブリテン開戦
      カティ、サウサンプトンシャー・ネトリー軍病院に移る

1940年8月 ヘンリー、ネトリー軍病院に入院

1940年9月 ロンドン大空襲開始
      ヘンリー、軍病院を退院

1940年冬 カティ、ロンドン市内の病院に移る

1941年5月 ロンドン大空襲終了


1942年夏 ヘンリー、ロンドン市内の空軍駐屯地に移る


  • No.6 by nurse  2018-02-06 20:28:45 



( / 戦時中の様子に関しましても、病院の詳しい事も調べて頂きありがとうございました!!! とても分かりやすく説明して頂けた為理解する事が出来ました。個人的にもいくつか調べ物をしたのですが、分かりにくい部分が多々ありまして...。本当に理解の浅いまま参加希望なんてしてしまい、申し訳ない限りです。今後もう少し知識を深めて参りますので、今後ともお付き合いください...!

どの程度史実に基づくものかと、ロンドン空爆については質問させて頂いたのですが、主様が作ってくださった大変分かりやすい年表から推察するにかなりガッツリですね。カティの病院まで実際に存在するものを調べて頂いて...!!本当にありがとうございます。お手数おかけします。史実に沿って話を展開するには上記にもありますように、知識が浅くそして薄く...なにぶんお手数をお掛けする可能性大では有りますが、勉強にもなりますし是非ともそうさせて下さい。
なので、カティの病院に関しましても「バーツ」に過去から現在にかけ勤務している、という設定にさせて頂きたいです。

また細かく史実について質問させていただく事があるやもしれませんが、その際にはどうぞよろしくお願い致します。なるべくはこちらで確認いたします故!!


それでは、貴方様の素敵なロルをお待ちしております!
焦らずゆっくりで結構ですので、お相手よろしくお願い致します。 )




  • No.7 by Henry Bedingfield  2018-02-07 18:16:57 



( / 病院の件、問題無いようで安心致しました!歴史事実に関しましては物語を進行させやすいよう所々都合の良いように改変していくことも有るかと思いますので、あまり気負わずにゆったり構えて頂いて大丈夫ですよ…!因みにヘンリーが駐在中のロンドンの基地も仮想のもので、ヒースロー空港の傍らに戦時中のみ臨時的に設けられたものと想定しております。ただ、物語のスパイス程度に“○月に✕✕海戦が勃発した”等の大きな事件は話題の中に登場させることも有るかもしれませんので、その都度簡単な説明は加えさせて頂きますね。此方こそこのような特異なトピックにお付き合い頂けまして本当に有り難く感じております。どうぞ今後とも宜しくお願い致します…!

以下にて初回ロルを回させて頂きました。時期は七月中旬頃、バーツに入院中の同僚パイロットの元にヘンリーが見舞いに来ている場面ですが、分かりづらい・返しづらいなど不都合な点が有れば他のものに変更致しますので、お気軽にお申し付け下さいませ。 )


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───一カ月も経てば退院出来るんだろう?さっき主治医に会って聞いたよ。心配するな、すぐに飛べるようになるさ。

( 声音をまるく宥めてやれば僅かに頬を弛緩させた目の前の男──基、数日前の交戦で重傷を負いこの病院へ運び込まれた同僚の彼は、医師の話によれば丸二日意識が戻らず昨晩漸く目を覚ましたばかりだという。病室を訪れた時には余程気落ちしていたのか窓硝子越しに遠くへ投げられていた視線も、明るく前向きな話題で励まし続けてやれば次第に此方へ向けられるようになってきたので、胸を撫で下ろす思いで微笑みを返し、徐に寝台脇の椅子から立ち上がり )

また様子を見に来る。軍の事は気にしなくていい、君は治療に専念してくれ。

( 別れの挨拶は程々に済ませ、椅子の背凭れに引っ掛けていたジャケットを拾い上げて袖を通しながら、西向きの窓より斜陽の射し込む大部屋の病室を後にして )


  • No.8 by Katy Varentys  2018-02-08 20:13:22 




( / おおまかな史実の把握をしておければ良いとの事で安心しました。史実のあたりも、パイロットさんの職場に関しましても是非ストーリーに組み込んでいきたいと思っております。
今後ともお付き合いよろしくお願い致します!


とても読みやすく、簡潔なロルに感動させられました...!
一方の私は、長たらしく読み辛いロルで...申し訳ない限りです。初回でしたので上手くまとめられず。次回からもう少し簡潔にまとめるように致しますので、今回だけお許しを...。もしこの先もやり辛さなどがありましたら、ご指摘よろしくお願い致します!! )






ミスタ...ッ! ––失礼しました、 面会の方で...?
...お邪魔でしたら、バイタルを測るだけですし後程また伺いますが。
( 連日休む間も無く慌しく働く看護師達でごった返す詰所。その中でゆったりと腰を落ち着ける暇など彼女にも無いようで、昼夜問わず運ばれてくる患者の手当に走り回り。収まってきた空爆も未だ未だ終結したとは言えず、怪我人は一般人も軍人も絶えることは無い。しかしながら一瞬できた時間を有効に使うベく、手洗い場へ行く。鏡にうつるのはやつれた自らの顔、青白い肌をひと撫ですると、髪を結い直し手を洗いその場を後にし。暫しの休息を終えると再びごった返す詰所からつい先日あたりに入った患者のカルテを引っ張り出して、それをゆっくりどこかに腰を落ち着け読む間も惜しいために、歩きながら目を通して病室へ。名前を呼びノックをしようと、視線をカルテに釘付けにしたままで手にスナップを効かせるも、なにも手応えがない。そのことに驚き顔を上げると病室のドアは開いており、手を伸ばした先にはおよそ6フィートはあるであろう大柄な男性が。慌てて手を引っ込めると軽く会釈をして、西日を浴び金色に輝く頭の方を目を細めて見やり。逆光で顔も浮かべる表情もよくわからないが、今から出て行こうとしているのがわかるとすぐにドアを支えて、身体は横へ移動させて。コーヒーでも買ってまた病室へ戻ってくるならば、問診やバイタルの測定をするだけだ、意識が戻ったことだし話したいこともあるだろうからと気を利かせたつもりで )




  • No.9 by Henry Bedingfield  2018-02-09 23:13:55 



( / お優しいお言葉ありがとうございます。ロルの長さについてですが、私もその時々の状況によって伸びたり縮んだりとムラが出来てしまうことがよく有りますので、どうかお気になさらず…!寧ろとても分かりやすい丁寧な描写で参考にさせて頂きたい程です。

入院中の同僚については今後も登場させる機会が有りそうなので、簡単なPFを下記に記載しておきますね。こんな感じでNPCキャラが多少居た方が二人を取り巻く環境もイメージしやすくなるかなと思いますので、邪魔にならない程度に少しずつ登場させていければ良いなと考えております…!登場回数の多そうなNPCキャラについては下記のように簡単なPFで情報を共有出来れば先々やりやすいと思いますので、余裕のある時で構いませんのでご協力頂けますと幸いです。 )


◇ ロディ・マクタガート
◇ 24歳 / 英国空軍(RAF)パイロット
◇ 赤毛が特徴的な北アイルランド人。空軍入隊以来サウサンプトン・ファーンボロ基地に駐在していたが、一週間前程にヘンリーと共にロンドンの基地へ移る。程なくしてドイツ空軍の襲撃が有り、迎撃に赴いた際に被弾しテムズ川へ不時着水、その後バーツに運び込まれた。普段は陽気な性格だが、怪我の事を気に病み塞ぎこんでいる。


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──っ!

( 目前には看護師が一人、危うく正面からぶつかりそうになる前に足を止めて。此方へ伸ばされた細い指先は恐らくドアノブを探しているのだろうが、扉なら既に自分が開けてしまったのだから手探りだけを頼りにしていては見つかる道理もない。声を掛けようかと口を開きかけるも、紙面に落とされていた彼女の目線が漸く持ち上げられれば発しようとしていた言葉ごと息を呑み。二年近くもの間、片時も忘れたことなど無く、最早再会は望めないだろうと半ば諦めていた想い人。その彼女が突然目の前に現れるなど俄かに信じ難いが、しかしこれほど想い続けた相手を見間違える筈がない。湧き上がる感動と衝動を抑えることなど出来ぬまま、扉に掛けられた白い手を掬い取って自身の方へと引き寄せ、深緑色の瞳と視線を真っ直ぐに重ねて )

……カティ。君に会える日を夢にまで見たんだ。まさかこんな日が…本当に来るなんて。


  • No.10 by Katy Varentys  2018-02-10 18:48:39 



( / お褒めいただけるなんて、大変嬉しいです。
ロルムラに関しては此方かなり有りまして...そう言っていただけますと有り難いです。

此方も、同僚のNPCを後程登場させようと考えております。下にプロフィールを記載しておきますので、ご確認よろしくお願いします。)


◇ ティナ•クラウディス ( Tina Craudis )
◇ 25y / バーツの看護師
◇ カティと同じ病院で働く看護師。ブロンドのショートヘアの華奢で身体の小さな女性。身体に反しパワフルで気は強い。バーツには3年前から勤めており、カティの教育係として付いていた経歴有り。イギリスの東部の田舎出身でカティとは仲が良く、下宿先も近い。




どちら様で...? 何方かと間違っていらっしゃるのではありません?––帰られるなら、お出口は廊下の先左です。精神薬の処方が必要でしたらこの廊下の先に薬剤部が有ります。
( 目の前の大男に急に手を取られ、熱烈な視線と歯が浮きそうな台詞を投げかけられると目を見開いた後に、恐怖からか顔を引きつらせて。本来はこんな整った顔立ちの男性に言い寄られたなら、女性は覚えがなくても顔を赤くするだろう。しかし病院に勤めていると、看護師として甲斐甲斐しくする事で、勘違いした男性によるこういった事が多々あるのだ。戦時中で娯楽もない為かここ数年はこういった事が本当に多い。
この戦争の最中沢山の患者を介抱してきて、そういった事がカティにも多々あった。しかし忙しさで患者1人1人の顔や名前なんてろくに覚えていないのだから、その度に今回の様にはっきりとお断りしている。
目の前に立つこれまた覚えのない男性からの熱烈な行為に胸はときめくことなんて無く、トラブルを避ける為に最低限の笑顔を向けながらも口からは正直な言葉が出てしまい。手を振り払おうと腕に力を入れるがビクともせずに、ついキッと睨みつけてしまい )


  • No.11 by Henry Bedingfield  2018-02-12 01:12:43 



( / NPCのプロフィールに関しまして、ご協力頂きありがとうございます!先輩看護師のティナ様もとても魅力的溢れる素敵な女性で、今後の登場と活躍がとても楽しみです…!
それでは、現時点で特に確認事項等は無さそうですので、ここらで一旦背後は引っ込ませて頂きますね。此方へのご返信は不要ですので、何か確認すべき点・ご質問等有ればいつでもお呼び出し下さいませ。失礼致します。 )


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( 二年越しの運命のような再会。愛する彼女もこれを涙ながらに喜んで、その後には熱い抱擁が待ち受けている──筈だった。しかし現実に返って来たのはぴしゃりと放たれた厳しい言葉で、彼女は恰も自分たちに面識が無いような素振りを見せる上に、何故か帰りを急かすし、果てには精神薬まで勧めてくる始末。如何いうわけか予定とは些か違ったが、或いは、否、きっとこれは彼女なりの照れ隠しなのだろう──そんな身勝手な憶測を立て、相手の冷淡な態度すらへらへらと笑い飛ばし、更に一層距離を詰めて )

おいおい、悪い冗談は止してくれよ。僕は心身共に至って健康体だし、もし心に何か患っているものが有るとしたら、それは間違いなく君が引き起こした恋の病だ……ろ……、……カティ?

( 言葉の途中、相手の真剣そのものといった表情と自分に向けられた剣呑な目つきにやっと気がつき、そうして愈々悟り始めた信じ難い事実に身体から力が抜けていくのを感じながら )

──…もしかして、本当に覚えてない……?


  • No.12 by Katy Varentys  2018-02-13 20:59:32 





Tina Crawdis


そういった事は他所でやって下さいねー!
ホラホラ元気な方は退院ですよ。うちはもうベッドも軍人様で一杯ですし、生憎カティには想いの人がいますのよ。
(ナースコールが鳴り響き休む間も無く駆け回っていると、病院という名の戦時で助け合う仲間が大男に捕らえられている後ろ姿が見え。モテるあの子にはいつもの事ではあるが、ガッチリと手を掴まれその熱烈な視線に困っている様子を放ってはおけずにズンズンと歩み寄り。ベリっと音がしそうなほど強引にカティの手を男から引き剥がすと、眉を顰めて男を一瞥。キンキン声で注意を促せば、ふいっと顔を逸らし出口を見やり。カティにウィンクをして、パクパクと口を動かし何やら伝えて )
私達には待っている患者様が居ますので、これで失礼致しますわミスター。



Katy


......毎日山ほど患者は運ばれてきますし、1人1人覚えてなんていません。人違いなのではありませんか?
(睨みも全く効かず、此方の言葉を意に介さないような態度の男であったが、自分の頑なな態度が功を奏した様に元気が無くなって。手を握られたまま先程よりか距離は縮められたものの、目の前の男性は今や捨てられた子犬の様な目をしている。先程まで千切れんばかりに振られていった尻尾は垂れ下がり、耳も元気がない、そんな犬に見えてきた。まぁ随分と気分にムラがある方...この殿方には本当に精神薬の処方が必要かなんて考えていたところ、男の背後から聞き慣れたキンキン声。パシリと小さな手に引っ張られ目の前の男から引き剥がされると、まるで嵐の様にティナの元へ。自分の倍近くあるのではないかと思われる男性にも全く臆す様子無く注意するその姿に呆然としていると、こちらへ飛んできたウィンク。絡まれて困っていたが、想いの人がいるなんて困ったものだ。眉を下げつつもティナに笑みを浮かべると、口パクでランチを奢れと催促。今回は本当に助かったし仕方ないかと頷けば、ティナに背を押され出口へ向かわされる男性へ視線を向け。その姿にボンヤリと2年前にいたネトリーについて少々想い出すも、男性に関しては全く覚えがなく、とにかく毎日がせわしなく過ぎていった3カ月であったと振り返り。その間に幾人かの男性を躱しながらいたなんて今では笑い話だ。そんなことを思い出してはランチのネタにしようと、口元に笑みを浮かべティナと男性の背中に視線を )



  • No.13 by Henry Bedingfield  2018-02-14 19:22:00 



人違いなんかじゃない、確かに君なんだ。信じてくれ、僕がどれほど君を想い続けてきたか…っえ…!?

( 如何やら本当に自分の事など綺麗さっぱり記憶から消し去られてしまっているのかもしれない。依然として頑なな態度を続ける彼女に縋るような思いで更なる弁明を加えようとしたところ、突として甲高い声と共に目の前に現れた小柄な看護婦に身体を押されて半歩ばかり後ろへよろめき、直後、カティとの間に割り入って来た彼女の言葉に耳を疑い。“カティに想いの人がいる”と、確かにこの看護婦はそう言った。突きつけられた事実に頭を鈍器で思いきり殴られたかのような衝撃を覚え、あまりのショックに只々茫然とするばかりで、敵兵に投降した捕虜宜しくされるがままにあれよあれよと背中を押され直線の廊下を出口の方へ。これで全て終わりなのだろうか──否、終わらせてたまるものか、白旗を挙げるにはまだ早い。ドッグファイトでは一度狙った敵機は撃墜するまで粘り強く追い回し、そうしてこれまで戦果を上げて来たのだ。そう簡単に諦めてくれるなど自分らしくない。身体が扉を潜ろうとする直前、壁に片手をついてその場に押し留まり、廊下の先に立つ彼女の方を肩越しに振り返り )

第1XX飛行隊ヘンリー・ベディングフィールド、少尉だ!一週間後の休暇にまた来る、もし良かったらその時は一緒に紅茶でも!

( 廊下を行き来する他の看護婦や患者たちが一体何事かと好奇の眼差しを此方へ向けるが、それさえ構わず真っ直ぐ視線の先に彼女を捉えたまま声を張り、最後に片手を軽く挙げてみせてから病院の外へ。直ぐに背後でガチャンと扉が閉じられる音が響き、同時に襲いかかる強い西日に目を細めて。忘れられてしまったのならもう一度始めからやり直せばいい、振り出しに戻っただけだ。“想い人”がいようと知ったことか。──顔も名前も知らぬ相手の男へ心の内にて宣戦布告を投げかけながら、橙色に染まる街路をバス停を目指して進んで行き )


- - - - - - - - - - - - -


( / 引っ込んだつもりがまたすぐに出て来てしまってすみません…!場面転換についてですが、カティ様の次レスで一週間後に飛ばして頂くのでも、ヘンリーの次レスから一週間後でも、はたまた一週間以内にカティ様が何かご用事があって空軍基地付近にいらっしゃるのでも何でも大丈夫ですので、お好きな場面でロルを回して下さいませ。

また、ロンドンの空軍基地についてなのですが、調べてみたところ当初予定していたヒースローよりもスミスフィールドに近い位置にノーソルトという空軍基地が有りましたので、此方をヘンリーが駐在中の基地に改めて設定しようと考えております。ノーソルトもヒースローと同じくロンドン・ヒリンドン区内にありますが、ロンドン中心部からは少し離れているのでバーツまでは車で40~50分程度の距離になります。事前調べが甘い所為で度々設定を変更してしまって申し訳ありませんが、設定として把握お願い致します…! / 蹴可 )


  • No.14 by Katy Varentys  2018-02-17 08:47:20 





(病院の中で軍救急部隊として選抜されたカティは、ノーソルトが空撃に遭い一部の人が重傷である為に出動しなければならないと先週より落ち着いた廊下で声を掛けられ。話を聞くとすぐに詰所まで走り、ありったけの薬品や包帯を革製のカバンに詰め込むとその足で救急車へ乗り込み。救急車に揺られること1時間弱、ようやく基地に着くと一部の建物は蜂の巣の様に穴だらけで、重たいカバン片手に医師や他の看護師とそこへ走る。近くへ行くと自分たちに気づいた軍人が怪我人がいる場所へ誘導して、目の当たりにしたのは建物に同じく穴だらけで至る所から血を流す兵士達。もう事切れてしまった兵士もいたが、気にする間も無く今なお助けを求める兵士の治療を。漸くそれらを終えたのは昼過ぎ。救急車で搬送し病院での治療がすぐに必要な兵士で満員の救急車には乗らずに、バスで帰ると運転手に伝えると着けていたマスクやエプロン、手袋を取り外し。髪を解くと基地からゆったりとした足取りで出て行き。
そういえば先週病院で自分に熱烈なモーションを掛けてきた彼も、飛行隊と言っていた、そんな事を思い出し彼の顔が患者の中に無かった事に少しばかりホッとして。強烈であったが悪い人ではなさそう、そんなイメージの彼は自分をお茶に誘っていたが...今は疲れているからか満更ではない。しかしながらもう昼過ぎだ、流石の彼も、先週の冷ややかな対応と、今日バーツへ行き自分がいない事で諦めるだろうとなんだか少し残念な気持ちになるのは彼の顔が好みであったからかも知れないなんて自嘲気味に振り返り。最寄りのバス停にたどり着くと時刻表を見て、前のバスはつい数分前に行ったばかりだ、30分待つしかないかと諦めて後ろの柵に寄りかかると周りの景色を見渡し )



( / 1週間後にスキップさせていただき、少し無理がある設定かもと恐縮しつつもノーソルトへやって来ました。無理矢理で本当に申し訳ありません。もし気になる様でしたらまたロルを練り直しますので、お声掛けください。もしくはヘンリー本体様から改めてロルの投下をして下さっても大丈夫ですので、よろしくお願い致します! 〆 )




  • No.15 by Henry Bedingfield  2018-02-18 12:39:48 



( 嗚呼、車というのは如何してこんなにも不便な乗り物なのだろうか。飛行機ならこんな距離、一瞬で飛んで行けるのに。ヒドリン区方面へ続く渋滞の中、ハンドルを握る手には汗が滲む。朝九時頃に基地を出て車でスミスフィールドへ向かい、バーツに到着したのは午前十時頃。その僅か一時間の間にノーソルト基地が空襲に遭ったことを知ったのは、この大型病院に入院する同僚の元を訪れた際、彼がラジオ放送で得た情報を伝えてくれたから。カティに会えることを楽しみに病院へ来たものの、基地が緊急事態とあっては軍を優先せざるを得ない。すぐに車を出したは良いが、空襲後は各所で道が封鎖される上に消防隊や救急隊が出動するため自ずと大渋滞に巻き込まれる嵌めになり、刻一刻と過ぎ行く時間に心配は募るばかりで、目線はフロントガラス向こうに続く終わりの見えない車の縦列と、腕時計の盤面上とを行ったり来たり。被害の度合いは如何程か、仲間たちは無事なのか。不安ばかりが募る中、それでも──否、であればこそ、彼女のことを考えてしまう自分が居る。火急の事態であったとはいえ、何も言わず約束を投げ出してしまったのは不味かっただろうか。それとも自分の誘いなど既に忘れられてしまっただろうか。こんな時だからなのか珍しくも思考はマイナス方向へ傾きがちに。時刻が十二時を回った頃、大通りから外れると漸く車通りが減り始め比較的スムーズに走れるようになってきたので、速度をぐんと上げて一気に基地方面へ。消火作業も終えられたのか煙は既に見えず、周囲の建物には被害が無いようなので恐らく基地だけが狙われた小規模な空襲であった事が見て取れ。ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、ふとバス停の傍に佇む人影が目に留まった瞬間、反射で思い切りブレーキペダルを踏んでしまい )

……ッ!!

( 後続車が居なかった事が幸いだった。高速度で走行していただけに急ブレーキの勢いは凄まじく、停止と同時に反動で額をハンドルにぶつけてしまったが、激痛に呻いている場合ではない。すぐに車を降りてバス停の方へ駆けると矢張り先程見た人影は間違いなく彼女であり、迷わず側まで駆け寄って )

カティ!どうして君が此処に!?


  • No.16 by Katy Varentys  2018-02-20 23:28:48 




どうやら薬は処方されず仕舞いみたいね。私がここにいてはいけないかしら?
意地悪だったわ、同僚が心配でしょう。すでに処置は終わっているから...救急車で何人か搬送になったの。
( 空襲なんて本当にあったのか、基地を視界に入れなければ殆ど日常と様変わりしない。そんな中で突如として1台の車が自分の前で急ブレーキで停止し、そのあまりの急さに悲鳴をあげるタイヤと何かが焦げたような臭いに驚き目を見開いて。運転席に目をやると見覚えのあるブロンドにオールバック姿のガタイの良い男性が額を撫でる姿。先ほどから自分が思い浮かべていたその人物が突如として車で現れたが、カティは空軍基地が空爆を受けたのだから彼が現れても決しておかしい事ではないと運命的な何かなど思い浮かべもせず。しかしながらそのまま通り過ぎるはずの車が、ゆっくりと動き出したかと思うと少し先で停車しエンジンを切ってしまった事には驚き、そうしてどこかその熱帯びた視線に億劫さすらも感じつつ言葉を掛けて。
だがよくよく彼がここに来た理由を考えてみれば、自分が所属している基地が空爆されたのだ、仲間がどうなったのか不安もある中でなんて声掛けだろうかと、恋愛に対して億劫な気持ちからでた心無い言葉に少し反省して。この視線や前の言葉を考えたら、自惚れかも知れないが経験上彼は自分に気があるだろうし、わざわざ車を止めるなんて...という気持ちを抑えて、不安を増強させぬ看護師らしい声掛けを心掛けて。
そういえば、お茶を...なんて先週言われた事を振り返りなんとなく複雑な気持ちになっていたが、相手もここにいるのだ、どうせ自分がここに居なくたって実現はしなかったんだと内心思い。なんでこんな事を考えたのか、残念...?いやそんなわけがない。残念なんて、なんでそんな考え...なんて複雑な気持ちをひた隠しに、眩しさに目を細めつつ相手を見上げて )
私はほら、救急車に乗る程急ぎじゃないから。




  • No.17 by Henry Bedingfield  2018-02-23 21:16:34 



ありがとう。君も疲れただろう。

( てっきりバーツに居るものだとばかり思っていた相手が思いがけず自分の所属基地の近くに立っていたので咄嗟に理由を尋ねてしまったが、彼女の仕事は看護師なのだから救急隊員として空爆被害地に駆けつけていても何も不思議ではないのだ。そんな簡単な予測も出来ずに何故この場に居るのかなどと訊いたのが相手には不愉快だったのだろう、素気ない言葉を返されてしまったので謝らなければと慌てて口を開きかけたものの、先に相手から謝罪された上に労わりの言葉まで掛けられてしまえば此方は礼を述べるに留まり。それでも尚彼女の表情にはどこか物憂げな翳りが見て取れたので、その理由に見当がつかずとも何か自分が力になれることは無いだろうか…と思考していると、眩しそうに視線を擡げつつ続けられた言葉で相手が帰りのバスを待っているのだとやっと理解が行きつき。であれば自分が出来ることといえばそのバスよりも速い足になることくらいだろうか。彼女が待つバスも恐らくあの大渋滞に飲まれていることだろうし、真夏の猛暑の中でいつ来るか知れない迎えを待つのは酷く疲れる。それに今朝の空襲に第二波が無いとも限らないし…と考えつくままに提案を口にして )

このままバスを待つつもりなら止めた方が良い。二本向こうの大通りまで酷い渋滞だったし、あの様子じゃ相当ダイヤが遅れてる筈だ。ええと、つまり…病院まで送らせて貰えないか?少し遠回りするけど、渋滞に捕まらない路を行った方が早く着くだろ。


  • No.18 by Katy Varentys  2018-02-25 14:12:49 




私知らない人の車に乗る程馬鹿じゃないわ。それに、あなたは基地へ向かっているんでしょう?
( 空爆があったのだから、基地以外にも弾が落ちた可能性だってあるし、道が混んでいるのも当然だ。ただ来るときには救急車両に乗っていて全く気付かなかったために、ボーッとバスを待っていた自分が急に恥ずかしくなり視線を外して。せっかくの気遣いにも関わらず、相変わらず気の無い返事で躱す。心の内に彼を秘めながら、自分はずっとこうして誰の誘いにものらず、恋愛ごとに発展しそうなイベントは避ける。そうする事は相手の為にもなる。変な期待は持たせない。これまでも絶対に靡かなければ大体の男たちは1週間とせずに諦めてきた。今回もその程度だろうと、再び顔を上げ断りをする。自分の名を知っていたこの男もきっとあの情熱なんかすぐに冷める、そうしてまた同じように吊り橋効果か何かで他の女を見つける。周りの女性はこんな男前に言い寄られたならば、名前もよく知らなくたって車に乗るだろう。しかもこれから先バスはかなりの時間来ないのだから。バスをこの先1時間以上待つ自分の姿を想像して渋い顔をするも、やはり世話になる気にはならない。
それに彼は先週自分を誘ったのだから、今日はきっと休みなのだろう。それを返上しここに来たのならば、空爆の被害状況を確認しにきたはずだ。けが人のことを自分が伝えはしたが、詳しくではない。現場に行くつもりで来た人間をわざわざまた反対方面に、しかも渋滞が予想される中に行かせられない。そこの気遣いも合わせて答え )
それなら、歩いて帰ることにしようかしら。近道でも歩道は混んでないでしょうから。



  • No.19 by Henry Bedingfield  2018-02-27 17:15:49 



そんな無茶な!あっという間に夜になってしまうよ!頼むからそれだけはやめてくれ、君が心配で軍どころじゃない。

( 一週間前あれほど頑なな態度を見せていただけあり、矢張り彼女は二つ返事でついて来てくれるほど甘くはないらしい。その上自分が先程まで基地へ向かっていたことも察されているようで、それを指摘されてしまえば咄嗟に適当な言い訳も見つからず口籠り、逃げるように視線を斜め下方へ逸らしかけて。しかしバスを待つのは諦めたらしい彼女が続けて“歩いて帰る”などと酷い代案を提示するものだから、あまりの驚きで咄嗟に大きな声を上げてしまい。確かにその言葉通り歩道を行けば車よりもスムーズに進めるだろうが、それでも人の足ではバーツへ着く前に確実に日が暮れてしまうだろう。真っ暗な闇夜の街を、しかも相当な距離を女性一人で歩かせるなんてとても出来ないし、それが自分にとって大切な相手なら尚更だ。どうかそんな無謀な選択はしないで欲しいと力を込めて懇願した後、どうすれば彼女を上手く説得出来るのか、と拳を額に当てて頭を悩ませ )

……基地へ向かうところだったが事情が変わった。病院へ運ばれた者がいるなら、僕は仲間として彼らを見舞いに行かなければならない。そういうわけで今からバーツへ向かうけど、君のことはそのついでに車に乗せていく…これでどう?

( 半分は事実、半分は嘘だ。病院へ搬送されるほどの重傷を負った仲間がいるなら当然彼らのことは心配だが、今すぐに見舞いに行きたいというのは目の前の彼女に納得して貰うための後付けの理由に他ならない。少々乱暴な理由付けだが、騙されてくれなくとも諦めて車に乗る選択をとってはくれないだろうか、と祈る様な気持ちで相手を見つめて )


  • No.20 by Katy Varentys  2018-03-02 19:39:15 




あら、薄情な人ね。.....でも、まぁそういう事なら。意地をはりすぎるのは問題よね。–––私はカティ•ヴァレンティス。あなたは?
( 頭上から降り注ぐ困惑の言葉に肩を竦め、どうしても自分を送り届けなければ彼は満足しないらしい事を読み取ると一つため息をついた後、腰に手をあて片眉を上げて相手を見やり。そうして少し溜めて、沈黙ののちに両手を軽く上げ降参だといったようなポーズで笑みをこぼし。
先日病院で声を掛けて来た時から熱烈なアピールには気圧されて来たし、悪い人ではないという事は自分を見つめる、その懇願するようなヘーゼルカラーの瞳から伝わってきた。何人もの男性からお声がかかり、その度にのらりくらり躱してきたカティであったが、今回ばかりはその熱意にお手上げの様子でついつい笑みを浮かべてしまうも気にせずに名を訊ね。彼は自分の事は知っている様子だが、正直こちらは相手が誰なのか分からない。先日病院で名乗ってはいたが忙殺されて、同僚と思われる入院患者にもなかなかあたる機会が無いままに今に至るために、今更ながら相手を知ろうとしている様子でじっとその瞳を見つめ )
患者さんだけれど、救急車に乗った人の名前をまだ伝えて無かったわね。Mr.ローレンスとMr.ワグナー、それにMr.モンローの3名よ。他の怪我人はまだ基地内にいるけれど、知り合いは今の中にいたかしら?
( 患者情報の開示を行なっていないにも関わらず、仲間として病院へ行くだなんてよく言えたものだと、その必死さに思わず笑みを零し。空爆された隊だって詳しくわかっていないだろうに。全員が仲間だというのならこのような事は言えないのかもしれないが、これだけ大きな軍でそれは無いだろうとわかった上で問いかけて。
どちらにせよ、送ってもらえるのは正直かなりありがたい事だ。本来ならばあまり知らない男性と密室に2人きりになるなんて危険な事はしないが、今回は相手と特殊な状況に自分が置かれているという2点から送ってもらう事に決めたようで。自分に対して色々な理由づけをしながら、仕方がなくそうするのだと言い聞かせて、車へと視線をやり )



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