語り部役の鶴丸 2018-01-17 23:33:15 |
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>宛名なし(序文)
『出陣の計画はありません。各自、自由に過ごしてください』
( 主より賜わる文面はここ数日同じものばかり。恐らくこれは皆に共通して送られているものだろう。本丸の生活に馴染むためとはいえ、流石に一週間というのは長いようにも感じる)
しかしまあ、政府のお偉方には分からんか…
( と端末に向かってため息を付いたところで変わらない。一人、肩を竦めほかの知らせはないかとスクロールしていくと、)
『本日より、こんのすけの派遣が決定されました。』
( この一文が目に留まる。そう言えばいなかったと思っていると、もう一つ知らせが届いた。別送ということは近侍への知らせだろう。)
なに、もう来たのか…!
( 慌てて別の画面を開くと手馴れた動作でメッセージを打ち込み本丸に滞在する皆の端末へ向けて一斉送信)
『 全員玄関ホールに集合!驚く準備をしておくように! 』
( 玄関ホールに一足先にたどり着けばこんのすけはすでに扉の前でちょこんと行儀よく座って待機しており、鶴丸の姿に気づくと「おぉー!鶴丸様でございますね!ワタクシ本日よりこの本丸に着任いたしましたこんのすけでございます!微力ながら皆様のお力になれますよう精一杯努めさせていただく所存でありますので、なにとぞ、よろしくお願い致します!!」と、口上を一通り述べ )
なるほどよろしくな…そうか…
( しかしその口上を聞く鶴丸は気もそぞろ、そっと近づくとそのふわっふわの毛皮に手を差し込んで撫で回しホールにはこんのすけの「つっ鶴丸様!? なにをっ!? あっちょっと!!鶴丸様ー!!」と甲高い声が響き渡り)
(/というわけでこんのすけ到着の巻、です!
次回からはこんのすけと鶴丸に別れて返信しますのでどちらに話しかけても構いません〜)
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