語り部役の鶴丸 2018-01-17 23:33:15 |
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> 一期一振
そいつは良かった。
なにせここで刀を預かるのは君らが初めてなもんでな、
部屋には最低限のもの以外まだ何にもないんだ
( なんて話している合間にも、通りがかった部屋に対して「あ、この先に風呂がある」などと屋敷の施設の説明を加え
―― と、ここだな
(ホールと同じく赤い絨毯が敷かれた階段を上り、各刀剣の私室が並ぶ廊下に出る。殆どの扉には何も無いが、鶴丸と山姥切の部屋にはネームプレートがかかっていた。そして二振りの目の前には「一期一振」の名前がかけられた扉がある。
さて、ここが今日から君の城だ…まだ真っ白だがな。
荷物はとりあえず備え付けのクローゼットに入れておくといい
まあこんな状態なもんで、欲しいものは各自でカスタマイズしてもらう事にしているのさ
(扉の先は、かろうじて寝台だけは置かれている質素な部屋。加えて収納の場所も指示すると、肩をすくめ眉尻を下げて笑った
> 山姥切
ああ、荷物の受け取りは玄関で構わない。
万屋の式神が来るようになっているんだ。
たしかネコの式神だったかねぇ
( 記憶を手繰り寄せるように目を細めて言い、
――……は、ははは! なァにを謙遜してるんだか!
( 山姥切が遠慮がちに言うのを見て、一瞬固まるがすぐに破顔しばしばしと背中を叩く
まあそれが君の面白いところでもあるがな。
ともあれお揃いを持っていたところで、その程度で俺たちを比べるようなやつはいないさ。
(笑いすぎて出た涙を拭き取りながら
それに俺としてはこれが初めての贈り物だ、受け取ってもらえると嬉しい。
(落ち着いてきたのか穏やかな笑みに戻って
時々だが花も一応咲いたはずだが……えっしょく…? た、たしかに肉厚でいけそうな見た目をして…(鶴丸自身サボテンに関する知識は浅いものだったらしく山姥切と一緒に食に関する可能性に思いをはせ画像をじっと見詰め
――なぁ山姥切、君、本当にこれを部屋に置かないか…? そして頃合になったら食べられるかどうか試してみるというのはどうだ?
(無謀な作戦に挑む時のような謎にニヒルな表情で取引のように持ちかけ
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