主 2017-12-18 11:55:36 |
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▪️PF▪️
「昔の昔は違った。...されど、今では我の存在はもはや守神とは言い難い。それを知ってからは悲痛、苦悩、憎悪、憤怒がこの身に募るばかりなのだ」
「復讐を終えればどちらにせよ、貴殿は命を落とさざるを得ない。復讐は必ずや成し遂げてみせよう。それでも、貴殿はここで身を投げることを選ばれるか」
名前/百済(くだら)
年齢/人間時で25歳前後、本来の年齢は不詳
性別/男
伽羅/大蛇
容姿/服装について:化けている時の設定で、本来の姿に関しては備考で触れるとする。身長182cmと高めで、しなやかで引き締まった体を持っており筋肉も程々についているといった印象。体は実に柔らかい。髪は純白で短く切り揃えられている。目の色は大蛇本来の姿を連想させる血のような朱。俗に言う蛇目で目付きが悪い。表情は常に微笑が多いが、感情が昂るところころと変わり、あまりに怒りの感情が強くなると顔がみるみる蛇のそれに近づく。両頬には蛇の鱗の名残のようなものが幾つも規則正しく張り付いているらしいが、これも感情が昂ったときにしか見られず、普段は人間とほとんど大差なく化けれている。
倭國では異端ともいえる漆黒の神御衣を身に纏う。この召し物、人間から供えられた当時はそれはそれは素晴らしい白い装束であったが、時が経つにつれて大蛇の負の感情が大きくなると共に黒くなり古びていった。そのため肩の部分など特に糸のほつれが目立つ。履物もなく裸足。服装は大蛇への信仰心が薄れていってしまったという背景を痛いほど表している。祀りが始まるにあたって新しい神御衣が用意されたものの「これで復讐しても意味が無い」と復讐に身を投じる場面では今までの神御衣。
性格/底にある性格はとても寛容でおおらか。祀りの礼として豊作を人々に与えていたくらいである。しかしここ数千年で心がねじ曲がってしまった。知性が高い。感情の起伏が激しく喜怒哀楽の感情が表に出やすいため、人間に化けている時はできるだけ平然を装うようにしている。無垢なので人間の感情に染められてしまいやすい。守神として崇められていた時は、「大蛇」という立場を誇りに思っていた。だが今となっては、人も自身の存在自体もこの國も全てが憎らしくて仕方がなく、復讐の計画をするにまで至った。復讐が成功すればこの國諸共、結局命を落とすというのに、刃向かって死に急ぐ神獣の加護を受けた者達が不思議で仕方がない。面白いと思ったことに賛同するのが好き。好物は人の負の感情と酒。
武器/メイン︰薙刀 サブ︰数珠
能力/属性:闇
①蛇呪:数珠を身につけ、祈るように手を合わせると、相手を猛毒で蝕む。解毒しなければ命も危ない。大人数を猛毒状態にということも可能だが人間の姿では負荷に完璧に耐えることはできず、規模に関しては狭め。
②大団円之儀:人間の姿でできる最大の秘技。相手の心中に眠る負の感情を抜き取り、薙刀に込め、相手に幻覚を見させ、その間に命を頂く呪術。その幻覚は相手にとって1番大切なものが奪われるというような内容らしい。一度使うとその代償として、大蛇は2週間近く両目の視力が失われてしまう。
③硬化:身の危険を感じ、瀕死すれすれの状態になったときのみ発動。本体の意志とは関係なく赤目が光出し、蛇特有の鱗が全身を覆って回復の作業を始める。ひとたび鱗に覆われてしまえば他の攻撃は効かないが、回復といえども長時間を要し、硬化直前は1番無防備な状態だといえる。
備考/一人称は我。二人称は貴殿/貴女。大蛇之百済神(おおへびのくだらがみ)という名で呼ばれていたが、認知度や信仰心の下がりと共に「大蛇」と呼ばれ、今では百済の名で呼ぶ者さえ僅か。もういつのことかは覚えていないが遥か先代の神垣の巫女に恋のような感情を抱き、大豊作を彼女のために國にもたらしたことがあった。本来の姿は赤目の白い大蛇。守神であり少しの豊穣の力を持っていたが、本体としての見解は正式な神様ではないというもので、その証拠に倭國以外では存在自体もうやむやにされている。古い屋敷を住まいとしている。
今回の祀りで百済が闇を纏ったままで本来の姿に戻ってしまうと、もはや本体の意志など関係なくその身を暴走させるという未来が視える。しかし闇の力の不可思議な部分を完全に理解していない百済はそれを知らず、ただただ復讐心のままに行動する。封印なんて溜まったものではない。あの巫女の力がどうしても必要なのだ、と。
(/7の者です。keepありがとうございました。pf完成しましたので提出させていただきます。)
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