桜咲く僕らの本丸 ❀ とうらぶ也.3l

　　(　風間　)




おお、茶か。善きかな善きかな。是非御供しよう、(　相手の笑みにつられる様により一層柔和な笑み濃くし、指差す先に存在する休憩室､気付いていなかったのかやや驚いた様子で瞳ぱちくり。相手の気遣いに感銘受けたように何度も頷くと休憩室に爪先向け、悠々と歩みを進めて。　)






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　　(　鶴丸 ✿ 梅　)




鶴丸じゃないか、…それが､気付いたら皆居なくてな、何処に行ったのやら。(　ぽつん､と一人で佇んでいた所に声をかけに来てくれた相手の姿を視認すると嬉しそうに表情緩め。相手がいれば一人の退屈も紛れるだろうと考え、彼からの問いに素直に何度か頷くと言葉とは裏腹に愉快そうで居り、　)




(　／　お褒めの言葉光栄です ! マイペース過ぎるきらいがありますが、何卒 ! 　)





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　　(　千代　)




相解った。若い者達と手合わせ出来るのは光栄なことだ。楽しみにしていよう、(　瞳閉じては歌うような口振りで上記告げ。次いで投げ掛けられた問いに ぱちり､とその瞳開いては眉下げ苦笑混じりに、　)それが､主達と離れてしまったようで、気付けば此処に一人､という訳だ。





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　　(　山姥切 ❀ 椿　)





嗚呼、美しいとも。お主の事だから否定するのだろうが､な。(　幾度となく力強く頷いたものの､やはり根強い卑屈な思考故の後ろ向きな発言に むう、と少々不服そうな表情見せて。　)山姥切や、お主は国広の最高傑作と謳われたのだろう ? なら堂々と胸を張っても善いのではないか。お主の美しさはお主にしか出せんよ。それは比べるものじゃあ無い、(　俯いてしまった彼に歩み寄っては、ぽんぽん､と頭撫でつつ相手に言い聞かせるように。　)


一人で誰かを待つのは退屈だが、こうして誰かと話し、待っていられるのは善いことだ、と思ってな。(　問いに対して陽気に笑い声あげながら、そんなことを述べてみては何となしに視線空に向け。　)





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　　(　主　)





こんなじじいを捕まえたところで何か善いことが有るようには思えないが、心配させてしまったのは申し訳無かったな、…すまない。(　主に迷惑をかけた、という事実に罪悪感を抱いたのか深々と頭を下げ、謝罪の言葉を連ね。自身の勘違いにわざわざ演じてまで正解を教えてくれた主。その姿に少々驚いた様な表情で目丸くさせたものの、直ぐに微笑浮かべ。今度は何やらにやけ顔になっている相手に楽しそうで何よりだ、と頷き。　)なんぱ､というのは不思議な行為だなあ、…が、しかし、それを言うなら主も気を付けねばならないのではないか ? ―― はっはっはっ、主の命ならば喜んで着ようではないか。



(　／　大丈夫ですよ ! 此方こそお返事にお手を煩わせてしまって申し訳無いです。素敵な主様でよかった ! ではでは、そろそろ此処等でどろん、致しますｯ、　)





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　　(　呉葉　)






それが只歩いていただけだというのに、気付けば一人になっていてな。…はて、どうしたものか、(　不意に声を掛けられれば吃驚したのか瞳大きく見開き。しかし、直ぐにその顔も笑顔に変われば問いに素直に言葉告げ。ゆるり、と首を傾げては困ったような声色で、　)