土方 十四郎 2017-12-06 20:51:24 |
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>>十四郎さん
―――!…十四郎、さん…。
( 聞き覚えのある声が耳を掠めると不意に足を止めては、唯江戸の町を散歩しようと外出をしただけで目的地が決まっている訳ではく、特に甘味屋に訪れる用もないのにも関わらず身体が固定されたかの如く硬直して動けない。ぼうっと見つめた視線の先に居るのは弟の職場先の上司にあたる人物で、久しく目にしていなかったその姿に呼吸がし辛くなり着物の上から胸に手を当てるものの、このまま通り過ぎる訳にも行かず、相手の前まで歩み寄ればマヨネーズが掛けられた団子が目に入り、ほんのり口角を上げて )
こんにちは。…ふふ、相変わらずね。
>>河上さん
…まあ、良いんですか?嬉しいわ。――それじゃあお言葉に甘えて。
( 店の前を通り過ぎようとしたその時、見知らぬ男性に声を掛けられたのに気付くと相手を視界に入れて、嬉しそうに笑みを浮かべてはこくりと頷き、初対面の男性に声を掛けられる事に慣れていないのか、遠慮がちに少し間を空けて隣へ腰を下ろして )
>>そよちゃん
あら、此方こそごめんなさいね。…大丈夫?怪我はないかしら?
( ぽふん、と背中に柔らかい感触のものが当たった気がするが痛みはなく、不思議に思いゆっくり振り返ると可愛らしい女の子の姿が。勿論相手の素性等知る由もなく、柔らかい微笑み浮かべては此方にも非があると謝罪を述べ、心配そうに顔を覗き込んでみて )
>>そーちゃん
―――…そーちゃん?
( 江戸にやって来てから一週間が経とうとしている今日この頃。そろそろ昼飯の時間にも関わらず何も口にせず、江戸の町をぶらぶらと散歩していると何だか凄く見覚えのある背中に遭遇し、甘味処に入って行くのを目にすると尾けるつもりはないが、単純な好奇心から同じ店へ訪れては、姉が弟の背中を見間違える筈もなく、其方へ歩み寄ってはにっこりと笑顔を貼り付けつつ、背後からいつもの呼び名で声を掛けてみて )
( / 恐縮ながら絡ませて頂きました。此方こそ似非感満載なミツバですが、何卒宜しくお願い致します…! )
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