【３Ｌ】　ど／う／ぶ／つの森　。【動／森　擬人化】

〉ペンタ


おーおー。こりゃぁまたご愁傷様だぜ、ペンタ。……かーッ！オレももう何日スズキの丸焼きかわかんねぇな。（ぺたぺたとアンニュイな足音と共に今日の夕飯を釣りにと釣り竿を片手に海とは反対方向から歩いてくれば、釣り糸の先にある安価なくせによくよく大量生産してくる魚に声をぶつける相手が見えをくっくと肩を鳴らしながら相手の隣まで来ればその場でひゅんと釣り竿を海に向けて振り、ぽちゃんと釣り糸を垂らすとまるでどこからともなくひゅるるという風でも聞こえてきそうな落ちた雰囲気を纏わせながらそんなぼやきを一つ溢し。ほどなくしてつんつんと何かの大きな影が釣り竿へと掛かったのを見ると嬉々として釣り上げるのだが、果たして釣り糸の先にある黒々としたとても立派な筒状のゴムの塊に苦笑い漏らしては｢……デケェ魚影に限ってこう……スズキかタイヤかなんだよなぁ……｣なんて肩を竦め）


【いえいえこちらこそ参加して頂き有難いばかりに御座います！素敵なペンタ君に絡ませて頂きました、主で有りながら大変お待たせしてしまいましたが何卒宜しくして頂きたく思います…！】



〉カットリーヌ


……買い出しも終わったしコーヒーでも………ん？カットリーヌじゃねぇか、そんなに跳ねて垂直跳びの練習か？（海辺の近くの家からほんの少しだけ離れたお店の周辺。便せんに買い置き用のおくすりに、あとはもし安値で買える範囲で何か見ようと来たらしく、一通り買い物を終えてお店から出れば見慣れた美容院のこれまた見慣れた店主が必死に窓の高い位置を吹こうとしている姿。相手とは打って変わって対照的なデリカシー皆無男よろしく、からかい甲斐のありそうな物を目にしてはいてもたってもいられない。面白そうに喉を慣らしながら歩いてくればそんなからかいを漏らすと、そのまま｢おらよ、｣なんて手のひらを相手の前へと差しだして）そのペースでやってたらいつまで経っても終わんねぇだろ。風邪でも引いたらしばらく美容院が開かねぇからな、オレに貸してみな。

【こちらこそ有難いばかりに御座います！同じくして私もカットリーヌさん大好きです…あのふわふわの髪と仕草がもう癒やされるんですよ……！こちらこそこんなデリカシー皆無男の絡み方で申し訳ないばかり……何卒なかよくしていただければ嬉しく思います…！】



〉ビアンカ

よお、マスタ－！いつもの………ってビアンカじゃねぇか。……つまり今の紹介ってぇのは……ま、まさかおめぇ、マスターに男を……。（暫くぶりに甘い砂糖もミルクもたっぷりの珈琲を飲みたくなったらしく、今日は海ではなく喫茶店へと脚を伸ばしたようでカランコロンというドアの小気味よい音と共にそのシックで落ち着いた雰囲気には似つかわしくない挨拶を飛ばしながら店内へと入るものの、腰掛けている相手の姿にきょとんとしては不意に聞こえた会話の中のほんの一文を思い出したようで、──お、お見合いだ、紹介だってのはロクな相手かどうか解んねぇだろ……騙されたり、イヤな思いをするかも…と勝手な誤解を、それもやはりデリカシーの無い台詞を口にしながらおろおろと青ざめた顔をすれば小さな脳味噌で考え出した言葉は｢お、落ち着け、女は三十路まで婚期だとオレは思うからよ……！｣なんて最低にもほどのある台詞を宣い）


【ワイルドだなんてそんなただただ雑で残念で本当にデリカシーのでの字も知らぬおっさんなだけですよ……！懐かしいばかりです…とくに真夏なんてタランチュラに怯えながらも荒稼ぎしていた夜の想い出もあります……。初回絡み文が見当たらなかったためテスト文に絡ませて頂きましたが見落としであれば大変申し訳ありません…！】