百合の花 2017-11-05 16:05:12 |
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>伏見センパイ
…蘭自身も怪我しない見立てがあったから庇ったんです、センパイと違って計画性がありますから。
(慌てて謝り倒す彼女を眺めながら一先ず相手にも特に怪我などないことを察し内心安堵すると小さく息をつき。やれやれとばかりに少々意地悪な言い方で返答を口にすると些か不満そうに顔を曇らせながら体勢を整え、ゆっくりと相手の方へと近寄っていけば徐にそちらへ手を伸ばし。そのまま遠慮なしにむに、と相手の両頬を摘まむと拗ねたように唇を尖らせて)
__謝る位なら"ありがとう"って言って下さい。わざわざ助けたのにそんな悲しー顔されちゃ、助け甲斐も何もあったもんじゃない。
>朝倉クン
…ナイスキャッチ。キミに任せて良かった、お蔭で救出劇も面白い幕引きになったよ。
(相手が戸惑いながらも猫を受け取ったのを確認してから続くように枝から相手のいる窓の方へと飛び移れば一瞬よろめきそうになりつつも窓枠に上手く着地して。窓の縁に掴まりつつ細い窓枠にしゃがみ込むと相手の腕にいる猫を見て柔らかく笑みを溢し、それからよいしょ、なんて小さな声と共に窓枠に腰を下ろせばバランスが整ったことでぱちぱちと手を叩いて相手に賞賛の言葉を告げて)
>九重センパイ
__…なんで、蓮が助けるの。
(元々大分地面に近付いた頃合いではあったがそれでも痛みがない高さではなかったはず、柔らかく自身を受け止めた体温の正体に暫し理解が追い付かずにぽかんと呆けてしまえば焦った様子の相手の言葉にも応えが返せずにいて。しかし徐々に状況を理解すると口から零れたのは相手の問いへの返答ではなく、少しの動揺が混じったような呟きで。)
…何で蘭のこと庇ってるの?手、怪我したらどうするの?蘭は怪我したって自業自得だけど、蓮は違うでしょ!?
(徐々に呆けていた表情に焦りや不安の色を滲ませれば相手の上から退きながらその両肩を掴み。半ば捲し立てるような言葉は次第に声の強さを増し、"後輩として"の自身を取り繕うことも忘れ必至に言葉を紡ぎ。体はどこも痛くはないのに堪えるように顔を歪めれば唇を噛み締め。)
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