百合の花 2017-11-05 16:05:12 |
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>菫
…怪我してるの、よく分かったね。ありがとう、助かった。
(名前を呼ばれ振り向けば見知った後輩がこちらへ向かって来ており。相手の名前を呼び返すより早く自分の切り傷に気が付いたらしく絆創膏を差し出されては、洞察力の早さに驚いて絆創膏に数秒視線を落として。尚も驚いたように口を開き礼を述べるとそっと絆創膏を受け取り。お互いに名を知っている程度の関係性であると思うが、こういった気遣いをしてくれる相手はよくできた後輩だなぁ、と表情には出さないが思いながら傷に巻いてゆき)
君の名前、菫だっけ。美術室に何か用があった?
(美術室の前に来たということは室内に用があるのだろうと察して尋ねてみて)
(/はじめまして、G役の九重蓮の背後です。絡んでいただきありがとうございます!菫ちゃんが名前を呼んでくれたので少し面識があるという流れにしました。不都合があれば仰ってください。どうぞこれから宜しくお願いしますね)
>蘭子
―蘭子っ!
(昔のことを不服そうに語る声を背中に聞きながら、何食わぬ顔で手を動かしており。視線を手元のキャンバスから彼女に向けたところで体勢を崩す瞬間を視界に捉え、反射的に相手の名を呼びキャンバスを手放して木の元へと駆け。背中から落ちる彼女を受け止めようとしたが、考える間もなければ必死のあまり何も策を考えておらず。地面にぶつかるよりは衝撃を抑えられたとは思うが、彼女を後ろから抱きかかえるも自身も勢いに負けて後方へどさりと倒れ込み。)
怪我は?手は切っていない?痛いところはない?
(倒れ込んだものの直ぐに地面に両手を付き上半身を起こし。過去のことではあるが、綺麗だと一目置いて庇護していた彼女が負傷していないかを危惧するあまり、焦る色を滲ませた視線を向けながら口早に質問をして)
>薺
そう、君が居るなら取り巻きたちも居るものだと思ってた。丁度屋上で食べたい気分だから、ご一緒させてもらうわ。
(爽やかな笑みを見せる彼女の返答に安堵の息を吐き、扉から身を出して後ろ手に閉めて。昼食の誘いを承諾しては相手の方へ歩み寄り、一人分の間を取って横に腰を下ろし。相手のことは耳にタコができる程噂に聞くし、廊下でも後輩や同級生が群がっているのをよく見かけるしで知らないというわけではなく。ただ知り得る情報は”王子様”の彼女であり、クラスも違うために詳しくは分からない。元恋人の彼女も嬉々として語っていたのを憶えているが、それも”王子様”という印象が張り付いてしまって役に立ちそうになく。…手提げ袋から一段の弁当のケースを取り出しながら口を開き。)
―名前、薺って言うのよね。君のことは有名人だから分かるけど、君は私のこと知ってるの?
>桃花
そう?小さい方が女の子として可愛いと思うけど。
(自身の手から彼女へと本が移ってから、本棚に置いておいたデッサン本を再度手に取りつつ相手の感謝の言葉を聞き。相手の背丈を再確認するべく視線を足元から頭のてっぺんまで滑らせると飄々と自身の意見を伝えて。女の子は庇護欲をそそられる方が良いと思っての考えであり本心でありあくまで真面目な表情で。)
熱心ね。休みの日くらいゆっくりすればいいのに…。なんならピアノ弾いてる姿をデッサンさせてくれてもいいのに。
(習い事がなくてもそれに近い物と接しようとする彼女に感服したように一言、多忙な相手を労う言葉と自身の欲剥き出しの言葉を続けて)
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