主 2017-11-02 01:47:50 |
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ーーー!!……えーっと、すっ、すっごーい!!ありがとうおっきいお兄ちゃん!!滑りやすいよ!!わーい!
(まあ、見るからに鈍そうな感じだし。アリスは失礼極まりないことを助け上げられながらも考えていた。いや、単に相手が次どうすれば驚いてくれるのかを彼女は真剣に考えているだけなのだ。考えながらも何とか立ち上がるとーーースニェークが目の前で手袋を外した。さっきので手袋を外すということはなにかを『凍らせる』つもりだということは火を見るより明らか。『マズイ』とは思ったが、氷上では逃げることもままならない。『氷漬けとはレアな体験ができるなぁ』と目を瞑ってその時を待って……いたが、何も起こらない。恐る恐る目を開けると、そこには氷のスケートシューズ。どうやら『それで滑れ』ということらしい。相手の甘々な行動に面食らって一瞬ボーゼンとしていたアリスだったが、すぐにスケート靴に喜ぶ少女の姿を演じることにシフトすると、靴を履き楽しそうに滑り始めーーー止まれずに対岸へと突っ込んだ。)
>>スニェーク様
イエーイ!よく眠ったぞー!!さーってと……………あ。えーっと……お、お姉ちゃん誰……?
(木漏れ日に照らされ、夢の中。けれど楽しい時間はもう終わり。夢から覚めたアリスはビヨーンと寝た状態から跳ね跳び、両手を思いっきり空へ伸ばして伸びをする。相当楽しい夢だったのだろう。彼女の顔はご満悦そのもの。辺りを警戒もせず、体も軽くほぐし終わって『さあ、荷物を持って森を出よう。』とどこに置いたか荷物を探そうとキョロキョロと森を見回すとーーー目が合った。金髪の自分よりちょっと年上っぽそうな女の子と。ヤバいと思った。このままじゃ素がバレると。
慌てたアリスは『あ』と1つ間抜けな声。せめてもの抵抗と言わんばかりにいつもの無害な少女の演技で下から見上げるようにアンナの目を見つめ弁解を図るが……?)
>>アンナ様
(/おお、愛らしいマッチ売りの少女様が!よろしくお願いします!………勿論、可愛い可愛いアリスに騙されてくれますよね?)
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