▼童話標本▲【3L/置ﾚｽ/中級～】

＞アンナちゃん
わぁ、海…。
(森を抜けると綺麗な海が目の前に広がっており、遠くに見える小さな船や波間を縫って飛ぶカモメたちに目をやりワクワクした表情を浮かべ。キラキラと輝く水に手袋を嵌めたまま手を浸し、冷たさこそ自身の体温のせいでわからないものの楽しそうにバシャバシャと水面を叩き、波打ち際に枯れ枝でウサギが悪魔に心を突き刺される絵を描いては押し寄せる波に触られる砂や貝殻をじっと見つめ)

＞アリスちゃん
ちょっとびっくりしたけど平気。…あ、ちょっと待ってね？
(片手の手袋を外し相手の足元に跪き両足の爪先につん、と順番に触れればスケート靴を作り出して「これで真ん中まで行けるよ！」と自慢げに相手を見あげて微笑んで見せ。相手の胸の内など知る由もなくそそくさと立ち上がってリンクの真ん中まで滑っていき、いつの間にかそこに居た白いうさぎの胸の懐中時計に目をやれば「もうすぐおやつの時間だね？」とうさぎの頭を手袋を嵌め直して一撫でし)