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>弌

あぁ、すまないね急に声をかけて

（相手が自分の顔を覚えていてくれた事に、素性から一々話さなくて済むと内心安堵しながらニコリと笑みを浮かべ。親切に端によってくれる相手について移動しながら眉を下げ目を伏せ申し訳なさそうな顔とともに疲れを滲ませる溜息を1つつき「それがうちの従業員が少しやらかしてねぇ…。昨日酒場や賭博場で暴れてる輩を見なかったかい？…あぁ、最悪息をしていなくても構わないよ」信頼が命の職業故にあまり悪い噂は流したくないものだがこればかりはどうしようもないと素直に事情を説明すると伏せていた目をぱっと上げ発言にそぐわぬほど綺麗に形作られた笑顔で笑いながら最後の一言を付け足して）




>ジョゼフ・ダヴィッドソン

はは、まさか！お陰様で閑古鳥とは縁遠く商売させてもらってるよ。ただちょっと息抜きに散歩に来ただけさ

（投げかけられる冗談交じりの疑問を軽い調子で返しつつ“疲れた”という相手のバイクをちらりと見やって。いつも街を走るのを見かける通り手入れがよく行き届き夜の光の中でも美しく輝く車体は何の変哲も無いよう見えたが所詮は素人目、あまり深く聞く事でも無いだろうと目を逸らすと煙管袋を取り出し紫煙をくゆらせる相手に自分も吸っていいかと視線で許可を求めつつ相手の横にまわり隣の壁にとん、と背中をつけると悪戯っ子のような笑顔で相手の方を見「どうだい？運び屋さんもうちの子の旦那様になってはみないかい？綺麗な子に慕われるのはなかなかいいもんだと思うけどねぇ」とおそらくはなびかない、買わないだろうと思う相手へ言葉遊びを楽しむ様な調子で問いかけて）

（/ありがとうございます…！こちらもなかなか胡散臭いとは思いますが仲良くして頂けるとありがたいです！）




>ジャック・マクベス

…おや、大丈夫かい？

（警戒していた矢先、背後から聞こえたガラスの割れる鋭く大きい音に思わず懐に手を入れながら振り向いたが音の先にいたのはやけに落ち込んだ表情を浮かべる男性で。見れば暗闇の中で光を反射する液体が地面に広がり周囲に淡くアルコールの匂いが漂う事から酒瓶の類でも落としたかと予測し一人音の大きさに納得し、それにしても傍から見ても落ち込んでいることのわかるほどがっかりしている相手が気になって近づき「にしてもまぁ派手にやったねぇ…怪我は？」ワインと思われる香りを放つ液体と共に散らばるガラス片を見やり、その後相手の手の辺りを見ると少し憐憫を込めた目線を向けつつ問いかけて）

（/了解致しました、大丈夫です！よろしくお願いいたします…！）