とても貧しい町や村に、彼等はやってきた。
どんな所にも指名手配されているが一行に捕まる事のない殺人犯__
彼らは町の、村の子供達を一人ずつ浚って行った。邪魔する大人は全て殺して。
『ほら、早く来い』
『……ついて行ったら…』
『あ?』
子供達は口々にこういうのです。
『あなたについて行ったら、私(僕)を殺してくれる?』
貧しさ故に死なない程度にしか食べ物を与えられず働かされる子供達。少女は売春を強要された。どれだけ殺してくれと頼んでも金蔓を離すわけがない大人達は聞き入れることはない。終わりのない日々に絶望した子供達はただ死だけを望むようになっていた。
殺人犯に連れていかれ殺されるのに寧ろ涙を流して喜ぶ子供もいた、溢れんばかりの笑顔を見せる子供も。
殺人犯達は言うことを聞く良い玩具が手に入ったと笑い子供達を一ヶ所に集めた。廃墟になっていた元は収監所だった場所に。
殺人犯達は一人ずつ牢屋に子供達を収容した。
そして子供達に最初はほぼ食べ物を受け付けないだろうと流動食、固形を食べられるようになったら普通の食事と与え始める。
『さっさと殺さないのか?人助けでもするのか?』
『人助け?んなわけねぇだろ?ある程度太らせてから八つ裂きにしてやるためだ。ガリガリのガキなんて骨ばっかでボキボキ鳴るだけで面白くもねぇからな』
しかし子供達が標準体型になった頃。殺人犯達に変化が起こり始める。
『殺人犯さんっ僕こんなに身長伸びたよっ!早く殺してよ!』
『うるせー!さっさと寝ろ!』
『あれ…隣の子ずっと寝てるね…』
『…!……死んでる…』
『殺人犯さんっ早くっその子殺したなら次は私っ!』
『俺は殺していない…』
『…殺人犯さん…泣いてるの…?泣かないで…殺人犯さん…』
『泣くわけがないだろ…目にゴミが入っただけだ…』
今まで頼られたことも好かれた事もなかった殺人犯達は自分に笑いかけ頼り慕う子供達にいつしか情が湧いていた。
『こんな人間みたいな感情…まだ残ってやがったのか…』
殺人犯達は子供達を殺せなくなっていた。…なぶり殺すために連れてきたはずなのに…。
こいつらが望むならずっと側に…
しかし子供達の口からはいつも同じ
『ねぇ…殺人犯さん…』
『…なんだ?』
『…いつになったら殺してくれるの…?』
ああ…ちくしょう…なんでこんなに胸が痛いんだよ…
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ロル60~
置きスレ
二週間無言キャラリセ
PF詳しく。作成期間二日間(遅くなる場合報告)
中傷、荒し、成りすまし通報。
>>1 募集キャラクター、PFテンプレート
合図があるまでレス禁止。
主のPF後程。