滅びの森のレクイエム【3L/少しだけ特殊】

見返してたら我ながらいくつか疑問が湧いてきたので、世界観の説明も兼ねて。



Ｑ.１：制限枠たちのスペック差が知りたいです

▼単純な生命力、中々死なないという点においては、【万全の体調の吸血鬼】＞＞＞【狼男】＞＞＞【魔女（杖あり）】＞【バンパイアハンター】【猟師】＞【神官】＞＞＞【魔女（杖なし）】【アニュス・デイの村人】
▼戦闘力、破壊力という点においては、【狼男】＞＞＞【吸血鬼】＞＞＞【魔女（杖あり）】＞【バンパイアハンター】【神官】【猟師】＞＞＞【魔女（杖なし）】【アニュス・デイの村人】
▼魔力・特殊能力という点においては、【魔女（杖あり）】＞＞＞【吸血鬼】＞【神官】＞【狼男】＞＞＞【バンパイアハンター】【猟師】【アニュス・デイの村人】

ただし、人間含めて個人差は大きいです。ベテランの老獪なバンパイアハンターが若手のまだ経験の浅い吸血鬼より戦闘力が高い、という例もあります。あくまでこれはガバガバの一般論。


Ｑ.２：「眷属」「使い魔」「同胞」はどれくらい増やせるの？

基本的にいずれも制限はありません。ただし狼男の「忠誠」だけは、１度につきひとりの相手にしか誓えません（相手が死亡したらまた別のだれかに誓えるようになります）。「忠誠」の相手は別に人間や吸血鬼や魔女を選んでも大丈夫ですよ。
また、「使い魔」は契約で繋がれているため、魔女が正規の手順を踏めば契約破棄の魔術によって解放されることもあります（このとき使い魔だまだった者は魔力を失います）。
ただし「眷属」「同胞」は肉体を変えられているので、吸血鬼の肉や狼男の血を自殺覚悟で取り込んで運良く成功しない限り人間には戻れません。


Ｑ.３：魔女で参加したいけど、柔道特訓してたとか（適当）でバンパイアハンターや猟師並に肉弾戦ができるという設定はあり？

申し訳ありませんがなしです。魔女の「魔法」と「秘薬」が割と何でもありになりかねないので、バランスをとるために、素の身体能力・肉体強度は一般人レベルとさせていただきます。
ただし、例えば「肌を硬化させる秘薬によって“一時的に”剣を弾けるようになる」とかはありです。身体のスペック不足を補うものとして魔法や秘薬があると思っていただければ。


Ｑ.４：魔女は魔法や秘薬で寿命を伸ばせるの？

吸血鬼程ではありませんが、余程魔法と秘薬に精通した魔女なら可能です。ただしあくまでも肉体は人間スペックなので、強い薬を途切れることなく飲み続け、薬漬けになる必要があります。寿命伸ばしの秘薬を手放せなくなって狂う魔女も少なくありません。秘薬を呑めない状況になってしまった場合、今まで薬で身体を騙してきたツケが一気に回ってきて惨たらしい最期を迎えます。


Ｑ.５：狼男の「遠吠え」の威力はどのくらい？

個体や年齢により差があります。普通の成体だと半径５キロ以内の生物を５秒ほど金縛りにあったように身動きできなくさせる程度です。
渾身の遠吠えをした場合、半径10〜20キロ以内の生物に、15〜30秒ほど効果があります。場合によっては普通の遠吠えにない圧迫感や苦痛に苦しんだり、気絶したり、しばらく麻痺が治らなかったり。このレベルの遠吠えだと人間の耳でも聞き取れます。
ただし、胆力や訓練によって狼男の遠吠えに影響されにくい、またはされない場合も多々あります。


Ｑ.６：バンパイアハンターや神官にはどういう人間がなるの？

前者は元々非公認の組織なので、基本的に誰でもなれます。親を吸血鬼に殺された、吸血鬼になった恋人を殺したからこの道に進んだ、ただ単純に合法で殺しをしたい、等理由は様々。戦災孤児や元罪人など、身元的に普通の生き方をできない人間もバンパイアハンターを志望します。王の後援を得てもまだ福利厚生が不確かなこと、また死にやすい危険な職業であることは普通はなりたがりません。吸血鬼の殺害まで任務に含まれていることもあり、荒っぽい仕事です。
対して神官は、神官の家系にある者、位の高過ぎない貴族、神殿の無償の学校で成績優秀者になり才能を見込まれた者など、ある程度信用のある身元の者がなります（出自を偽っている神官も稀にいますが）。最近は研究職の神官すら魔女狩りに駆り出されていますが、本来は聖水の研究や魔族の調査など知的な仕事を好む人々がこの道に進みます。神官は比較的に人生を保証されていて、怪我をした時は保険金が降りますし、王城への出入りも認められています。魔女を直接殺さず、魔女裁判に連行してから処刑を見届けるため、バンパイアハンターより理知的な仕事とされています。


Ｑ.７：猟師はなんでバンパイアハンター並に強いの？ホモなの？

（ホモじゃ）ないです。超人というわけでもないです。四六時中滅びの森駆けずり回ったり重たい獲物かついだり、狼男との対戦に備えてハードに身体を鍛えたりしてるからﾑｷﾑｷﾏｯﾁｮﾒﾝになっただけです。あとバンパイアハンターとは違って父親もそのまた父親もﾑｷﾑｷﾏｯﾁｮﾒﾝだったって猟師が多いので、血筋のおかげっていうのもあります。でもあくまで人間としての範囲です。昨日吸血鬼殴り倒してたお兄さんが今日は野原でウサギを追っかけてる、なんて光景はアニュス・デイではわりとよく見かけます。


Ｑ.８：女猟師はありなの？

美少女ハンター？ えっ下さい（真顔）
ただ一応普通は男仕事なので、かなり珍しくはあります。またどうしても男猟師より身体能力・肉体強度は低くなってしまいがちです。
性別を固定しているのは「魔女」と「狼男」、あと職業柄「シスター」だけで、他は自由です。オネエキャラも大歓迎ですよ。


Ｑ.９：「アニュス・デイ」は銀と聖水の産出地なのに、何故人間に紛れて暮らす吸血鬼や魔女や狼男がいるの？

魔族の中には人間に敵意がない者と人間に敵意がある者がいます。後者にとって「アニュス・デイ」は是が非でも滅ぼしたい村なので、危険覚悟で人間に紛れて内部からスパイし、村を壊滅させる機会を虎視眈々と狙っています。
ただしそれはやり過ぎだということで、仲間を牽制・監視するために同じく人間の中に紛れ、日夜仲間が悪さをしないかパトロールする魔族もいます。
またそんな事情は知らずに、アニュス・デイ村の何かが好きでのんびりと暮らしている魔族もいます。わりと人それぞれです。


Ｑ.10：例えば、村人全員に銀や聖水を触ることができるか試させて炙り出せば良いのでは……？

他の村では取られている手法ですが、アニュス・デイでは村民の以降で行われていません。
魔女が秘薬を作る種族であることは人間にも知られていますが、秘薬が何をどこまで可能にするのかはほとんどわからないため、この試験は正確ではないのではという声があります。
また過去に悪い魔女が呪いをかけて普通の人間に狼男の疑いをかけさせ、処刑してしまった事例があり、簡易な試し方では冤罪を出す恐れがあります。
バンパイアハンターや神官、猟師といったその道の専門家が地道に調査するのがとりあえず確実と言われています。
ただ、この「村民の声」に、人間に成りすました魔族たちの声が紛れているのも事実です。


Ｑ.11：凄く死にトピな気がするんだけど、死ぬのはあり？

ありです。「イヤーッグワーッ」とか「馬鹿なッ、この俺様が人間などに負ける筈gｳﾎﾞｧｰ」とかいうやられ役になってみたい主のような参加者様もきっといますよね？ いますよね？？？
ただし本人が望んだら、そして絡み相手も承諾してくれたら可能です。死ぬ予定のないお相手様のキャラを無理やり殺すことはできませんし、逆に自分のキャラを無理やり殺させるのもご法度です。
死ぬのも殺すのもお互いが楽しめる範囲で。死亡してからの再参加も勿論OKです（ただし死亡を次のキャラで何か有利になるために使わないように）。


Ｑ.12：そもそも「滅びの森」の実態は？

アニュス・デイに近い森は、ただお化けでも出そうなくらいに妖しく鬱蒼としているというだけで、動植物も普通です。アニュス・デイの村人たちは生活のために頻繁に滅びの森に入っています。
しかし奥に行けば行くほど魔界めいた禍々しい森になり、食虫植物や双頭の巨大トカゲなどが出現します。奥に行ったきり戻ってこなくなる人々もいます。ただ、世にも珍しい鉱石や医学に革命をもたらす薬草などの資源が、危険な奥地に眠っているのも事実です。
バンパイアハンターにとっては吸血鬼の隠れ家、神官にとっては魔女の隠れ家かつ興味深い研究対象、アニュス・デイの村人にとっては狼男の生息地かつ生活の資源、となります。



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Last……→→→＞４