名無しさん 2017-09-18 15:06:43 |
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【1940年7月時点】
氏名 / Zachary・Royce (ザカリー・ロイス)
年齢 / 10~11歳(誕生日は不明だが、ふくろう便が届いたことにより翌月末までに11歳は確定)
身長 / 155cm
容姿 / オブシディアンのように深いブラックを湛える、真っ直ぐな髪と二重瞼の瞳を持つ。頬と目元は子供特有の丸みを持っていて、ちょこんと先の尖った高い鼻、形の良い桃色の唇がバランスよく並んでいる。肌は象牙のように白く滑らかで、未成熟の身体はまだあまり骨ばっていない。
性格 / 人間の善を信じ、他人に優しく慈悲深い。残虐の一番遠い所にあるような性格で、他人同士の諍いすらも好まない。自己犠牲をいとわない性分で、悪い人もいつかは変わる、悪い時代もいつかは終わると心の底から思っている。誰かに対する献身を無駄だと疑わないし、慢心も自慢もしない。自分をしっかり持っており案外頑固。同年代の子供たちに比べ酷く達観していて、価値観も言い回しも穏やかで大人びている。普通の子供とは一線を駕す何年も生きているような落ち着きと度胸は、孤児院で他の子から遠巻きにされるのには十分な理由であった。トリスタンの前でのみ何も気負わない無邪気な明るさやわがままを露わにしている。
出自 / 母親は優しい魔女であった。彼女はザカリーが生まれる数年前に、グリンデルバルドの脅威から逃れるためタワーハムレッツ区のイーストエンドへ移住していた。よってザカリーはイーストエンドで生まれるが、生まれた頃すでに父親はおらず、顔・いない理由・魔法使いなのか等一切知らない(もちろんマグルという概念もなく、母親が魔女であることも知らなかった)。1931年に疎開委員会が設立されたことをきっかけに、母はイギリスがいずれマグル同士の戦火に巻き込まれるのではないかと予想。マグル界の地理に対する知識が乏しいため、海外疎開によってザカリーが自分の知らないどこか遠くへ行ってしまうことを恐れた。彼女は「都市部の市民への無差別攻撃による泥沼化は他国も望んでいないだろう」と予想した上で、孤児院が疎開の対象外であることを知っていた為ロンドン内の孤児院ならば安全だろうと考え至る。そこで当時2歳頃のザカリーを“誰でも受け入れる魔女が経営している”と噂のカムデン区の孤児院に預け、安全が保障されたら迎えに行こうとまだ始まってもいない戦争の終わりを一人待っている。
備考 / 母親と一緒に暮らしていた2歳頃までは、誕生日を祝ってもらったこともあったかもしれないが記憶にない。施設内ではトリスタンにのみ懐いており、彼が去った後は一人で行動していた。周囲が自分をどう思っているかはともかく、自分は他の児童や職員を嫌っているわけではない。
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