遠野 千尋 2017-09-16 18:35:11 |
通報 |
お、来たな。待ってたぞ、お疲れさん。…さて、待ち人来るだし…帰るか。…俺達の愛の巣に…なんてな。
(お泊まり約束の当日の金曜。実は年甲斐もなく前日と言うよりもお泊まり日か決まった日から今日を来るのを楽しみにしていて。といってもいつもの日常に変化は特にない。学校に行けば彼が保健室に来てくれるし放課後も居られる時はずっと一緒にいたりした…が、それでもやはり泊まりとなれば環境も違うし何より誰にも邪魔されないで二人でいられる。楽しみでないわけもなくて。今日は朝から少しばかりソワソワしていたが放課後になれば訪れるであろう彼を帰り支度バッチリの状態で待っていて。コンコンと聞こえたノックの音に開かれる扉、聞こえてくる待ち人の声に返事を返しながら鞄を持って電気を消して扉へと近づきポンポンと頭を撫でて授業やバイトを頑張ったであろう彼を労って。帰るかと微笑んで告げるもどうにも彼を見ているとついからかいたくなっては続けて“愛の巣”なんて言い方をして。「…鍵返してくるから、拓斗は靴履き替えていつものとこな。すぐ行くけど外寒いからこれ持ってろ…後でな」保健室の鍵を閉めると職員室に鍵を返しに行くのはいつものパターン。自分もだが彼も靴を履き替えるため先に履き替え待つように伝え、ポケットに入れて使っていた温かなカイロを彼に差し出して。後でなと告げ再度頭をポンポンすれば職員室へ向かって歩いていき)
トピック検索 |