遠野 千尋 2017-09-16 18:35:11 |
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『あら残念。……!いいの?嬉しい…!ありがとう千尋。大事にするわ。』
(一日延長は勘弁と言われて残念とクスクス笑いながら零して、名前を呼ばれたことにも満足そうな表情をしていて。そしてブローチを購入する相手を不思議そうに見ていれば、そのブローチが自分の手元に来た時、長い睫毛をパチパチさせて。そのブローチが相手からのプレゼントだと分かるとぱあと表情を綻ばせて大事そうにブローチの入った袋を胸に抱かえてお礼を言って。次に行きたいところを尋ねられるとまた嬉しそうに笑い『次はパンケーキが食べたいわ。』とご令嬢らしからぬチョイスをしてまた相手にぴったり寄り添い街へと歩き出して。
そして時刻は夜、今は見合い相手の家の門の前。一日恋人のフリもここで終わり。見合い相手は寂しそうにしていたが腹は括っているのか終始笑顔でいて。『千尋、最初は無理矢理連れてきたりしてごめんなさい。本当はちょっとだけ強引に婚姻結んじゃおうかって考えたのよ。…いまも少しだけ。でも千尋にはもう大切な人がいるみたいだから諦めるわ。千尋が選んでくれたワンピースと…コレ大切にするわね。私の将来の旦那様には内緒で。』途中少し我儘な部分を見せながらも最後はブローチの入った紙袋を見せてお茶目に笑い。『ねえ、千尋。最後に、名前呼んで頑張れって応援してくれないかしら。…あとキスも。』相手の片手をそっと掴むとちゃっかりキスも追加しつつ、少しだけ眉を下げて相手を見詰めて。)
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