遠野 千尋 2017-09-16 18:35:11 |
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『ふふ、よっぽど変でなければ大丈夫よ。千尋が選んでくれたことに意味があるんだもの。』
(見合い相手は名前を呼ばれて嬉しそうに頷くと服のセンスも気にしないと笑って、腕にギュッと絡みついたままブティック店にはいっていき。そして早速相手と共に店内を回ると気に入った清楚系のレースがあしらわれたライトブルーのワンピースと露出が高い黒のタイトなワンピースを手にして『千尋、私にはどっちが似合うかしら?』とありがちな男性からしたら困る・面倒くさいトップ3には入る質問をして可愛らしく首を傾げて。『あと此れを買ったらもう1つ行きたいお店があるの。』と二着のワンピースを自分の胸に交互にあてがいながら相手に視線を向けて微笑み。)
遠野…?
(きっちりした防寒具姿で街に出て、特に宛もなくフラフラしていれば、向かいの道路の前方に相手らしき人影が見えて。しかもその隣には綺麗な女性が腕を絡めて相手に笑いかけており。一件のブティックに入っていくのが見えてその時相手の横顔がはっきり見えては相手だと確信すると共にガツンと頭を鈍器で殴られたような感覚に陥り。やっぱり見合いをするという噂は本当だったんだと…美男美女でお似合いで、相手の隣に自分が並んでいる姿を想像しては滑稽に思えてきて。一人勝手に勘違いをして落ち込んでは小さくため息を吐いて、頭の中で相手へのお祝いの言葉を考えては目頭が熱くなる。今日はやっぱり家に帰ろうと帰路へつこうとするも、どうしても相手のことが気になってしまい。幸い今日の格好は顔も隠しやすい。尾行なんて良くないと分かっていながら帽子のツバと下げると遠く離れた場所から相手と見合い相手がお店から出てくるのを見張って。)
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