遠野 千尋 2017-09-16 18:35:11 |
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『あ、千尋。ううん、今来たところよ。さ、今日は買い物に付き合ってほしいの。普段はこういうところはゆっくり来られないから。千尋には私に似合う服を選んで欲しくて。』
(見合い相手は相手の姿が見えるとパタパタと駆け寄り謝る相手に首を横に振って微笑み。そして早速相手の腕を掴むと身をピッタリと寄せて声色を弾ませて今日したいことを告げては、高級ブランドの店…ではなく一般の人が行きそうなお店が並ぶ通りに歩みを進めて。『そうだ、今日は私のこと下の名前で呼んでほしいの。恋人なんだし、いいわよね?』と少し強引なところは変わらないながら可愛らしい笑顔を浮かべて相手を見詰めて。)
(一方そのころ自分は遅めの起床をすると仕事帰りで眠っている母親の姿をぼんやり見てはおずおず身支度を整えて。今日はバイトも休み。特にすることもないが気分転換に街でも行こうかと思えば母親におにぎりを作ってテーブルに置いてから、コートとマフラーをしてつば付きニット帽を深めに被ると家を出て。)
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