( 部屋へと長谷部が入ってきたことも知らずにすやすやと眠っていて、先程と同様に新たに水で濡らしたタオルを額へ載せる動作でも起きる気配はなく。暫しの間、この状況が続いてただ時間だけが流れていき。どれほど刻が経っただろう、先程まで眠っていた目を薄らと開け「んん…、長谷部…?」と側に居る彼の存在に気付き )