新堂カイト 2017-07-02 07:55:50 |
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ふ、ふわふわ…、…──ごほん。( 得意気に甘い物を語る様子は初対面時の印象に反して可愛らしさすら覚えて、彼の発した単語を追うように復唱するも声を上げたまどかにハッとして誤魔化すよう咳払い。彼女へのからかいの言葉や、否定する彼女の言葉を聞きながら何事も無くケーキを食べ進めていくも、心中は穏やかではないのか複雑な胸の痛みには気付かないふり。──彼の言う通り彼女が妬いているのだとしたら、なんて。それでも自分自身が何か言える立場でも無いが。苦い感情を最後の一口と共に胸の中にし舞い込んで )
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