…──ふふ、やっぱり狙ってた。残念ですが自分のだけを食べて下さい。( 隣同士に並んだ同じケーキ。まさか同じものを頼んでいたとは予想外だったが、彼自ら思惑を零す素直さに思わず肩揺らし笑声漏れ出し。これで味見される危機は去り安心して食べられるとフォークを持ち、一口分を掬い取れば口許に運び、口内に広がるチョコの甘みに表情綻ばせて )