はぁ?拗ねてねーし。はっきりしないお前に苛ついてるだけだっての。大体──…、( 隣を歩く彼女からの思いもよらぬ指摘にドキリとし、思わず少し強い口調で第一声を返し。拗ねてる?俺が?それじゃまるで──、更に反論を重ねようと口を開いた時には彼女は他のメンバーに話しかけられていて。面白く無さげに舌打ちしそっぽを向くと苛立ちを隠そうともせずスタスタと歩みを速め、真っ先に店の扉を開け中へと )