創作「俺たちこれでもアイドルです！」半指定／人数制限有

> 勅使川原
ったく… 頼むぞ。
( 溜息をつくべきではないと指摘を受けたばかりにも関わらず短く溜息を、しかし表情は明るく。褒め上手なのか口が上手いのか、やたらと喜ばしい言葉をかけてくる彼に「 お前の次でも充分だよ。まあ、俺も仮にはアイドルだからな… 」よく素直でないと言われるが、実際嬉しいのだ、顔を逸らすも少し染まった頬がその証拠で。「 勅使川原は、女好きを通り越していずれ男にも手を出しそうで不安だ 」呆れ半分でそう洩らし )

☞ ああ、俺は勅使川原と呼ばせてもらうがな ( ふ、 ) おっと。長くなるといけない、これに返事は不要だ ( こくこくと頷き )

> 四至本
四至本、慣れない雑誌に疲れたか。
( 撮影終了後抜け殻の如く床に寝そべるリーダーに笑いながら声をかけて。「 お疲れのところ悪いが、もう少しで次の撮影も入っているんだ。しっかり水分補給して仕事に備えろ 」言葉こそぶっきらぼうで冷ややかな印象を与えるものだが、恐らく撮影に疲れ切っているであろうリーダーに、と思い先程買ってきたミネラルウォーターをペットボトルごと差し出し。視線は横に逸らされたまま受け取るよう促して )

> 宇佐美
___ だっ、れが迷子だ人聞きの悪い！
( 手に取ったジュースを 美味しいよ と言うような何の気ない口調で己の核心をついてくる彼に同様の色を隠し切れず、思わず顔を上げて。自分と同じ男に見えない… などと言いつつ結局は歳下ながらもしっかりとした彼の包容力には不思議と心を許していて。空になったコーヒーの缶を自動販売機の隣に常備されたゴミ箱に捨て、からん… と廊下に小さく響いた缶の音を背景に、何とも感慨深い助言を耳にして黙り込み。と、躊躇うことなく握られた小さな手の主を見上げれば、自然とアイドルとしての生き方が見えてくるようで、切り替えたようにきゅっと口を結べば「 …そうだな 」端的ながらも自身にとっては全てが詰まった言葉を、優しく目を細めて返し　)